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★ つきよよみ いもにあはむと ただちから
われはくれども よるそふけにける
★月が美しいので妻に逢おうと遠い道を歩いて
来たのにもう夜は更けてしまった
巻11－2618
われはくれども よるそふけにける
★月が美しいので妻に逢おうと遠い道を歩いて
来たのにもう夜は更けてしまった
巻11－2618
[0回]
★ あしひきの やまざくら とをあけおきて
わがまつきみを だれかとどむる
★あしひきの山桜花を板戸を開けたままで待っている私を
誰が引き止めて来させないか
・あしひきの→枕詞
巻11－2617
わがまつきみを だれかとどむる
★あしひきの山桜花を板戸を開けたままで待っている私を
誰が引き止めて来させないか
・あしひきの→枕詞
巻11－2617
[0回]
★おくやまの まきのいたどを いりはやみ
いもがあたりの しものうへにねむ
★奥山の真木で作った板とは、音が大きいので
妻の家で寝ました
巻11－2616
いもがあたりの しものうへにねむ
★奥山の真木で作った板とは、音が大きいので
妻の家で寝ました
巻11－2616
[0回]
★しきたへの まくらをまきて いもとねるよるは
よるはなくて としそへにける
★敷栲の枕を巻いて妻と私が寝る夜はないままに
年が経ったことです
・敷栲の→枕詞
巻11－2615
よるはなくて としそへにける
★敷栲の枕を巻いて妻と私が寝る夜はないままに
年が経ったことです
・敷栲の→枕詞
巻11－2615
[0回]
★まゆねかき したいふかしみ おもへるに
いにしへひとの あひみるつかも
★眉を書き、心の中で不思議にと思ったところ、昔なじみと
逢ったことです
巻11－6214
いにしへひとの あひみるつかも
★眉を書き、心の中で不思議にと思ったところ、昔なじみと
逢ったことです
巻11－6214
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