万葉歌手辻友子
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2024/11/24 (Sun)
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正延心緒 巻11-2684「笠無みと 人には言ひて 雨障み 留りし君が 姿し思ほゆ
★かさなみと ひとにはいひて あまつつみ
とまりしきみが すがたしおもほゆ
★笠がないからと他人には言って雨をさけて留まった
あなたの姿が思われるよ
巻11-2684
[0回]
2016/05/18 (Wed)
万葉たまゆら
正延心緒 巻11-2683「彼方の 赤土の小屋に こさめ降り 床さへ濡れぬ 身に副へ吾妹
★をちかたの はにふのこやに こさめふり
とこさへぬれぬ みにそへわぎも
★人里遠い、みすぼらしい仮屋に小雨が降り
床まで濡れてしまった。わが身に添うて寝よ、吾妹よ。
巻11-2683
[0回]
2016/05/18 (Wed)
万葉たまゆら
正延心緒 巻11-2682「韓衣 君に打ち着せ 見まく欲り 恋ひそそ暮らしし 雨の降る日を
★からころも きみにうちきせ みまくほり
こひそそくらしし あめのふるよるを
★新たに作った韓衣をあなたに着せてみたいと
思い、恋いつづけて、一日を過ごした。
雨の降る夜に
巻11-2682
[1回]
2016/05/18 (Wed)
万葉たまゆら
正延心緒 巻11-2681「わが背子が 使を待つと 笠も着ず 出でつつそ見し 雨の降らくに
★わがせこが つかひをまつと かさもきず
いでつつそみし あめのふらくに
★わが背子の使いを待つとて、笠も付けず
家を出て様子をみつづけていた。
雨が降ることだのに
巻11-2681
[0回]
2016/05/18 (Wed)
万葉たまゆら
正延心緒 巻11-2680「川千鳥 住む沢の上の 立つ霧の いちしろけむな 相言いそめてば
★ かわちどり すむさわのうへの たつきりの
いちしろけむな あひいいそめてば
★川千鳥が住む沢の上に立つ霧のように、人目に
ついいてしまうよ、愛しあうようになってしまうよ
巻11-2680
[0回]
2016/05/18 (Wed)
万葉たまゆら
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