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★かむとけの 光れる空の 九月の 時雨降れば
雁がねも いまだ来鳴かず 神奈備の 清き御田屋の
垣内田の 池の提の 百足らず 斎槻が枝に 端枝さす
秋の赤葉 巻き持てる 小鈴もゆらに 手弱女に
われはあれども 引きよぢて 峯もとををに
ふさ手折り 吾は持ちて行く 君がかざしに
★かむとけの ひかれるそらの ながつきの しぐれふれば
かりがねも いまだきなかず かむなびの きよきみたやの
かきうちだの いけのつつみに ももたらず いつきがえに
みづえさす あきのもみぢは まきもてる こすずもゆらに
たわやめに われはあれども ひときよぢて みねもとををに
ふさたおり われはもちてゆく きみがかざしに
★稲妻が空に光り、九月の時雨降る、雁はまだ来て鳴かない、
神奈備のふもとに清らかな御田屋の、垣の内の田の池に
生える、百に足りぬ斎槻の枝に端々しい枝をさしのべる
秋の赤葉よ、その枝を、手に巻き持った小鈴もゆらゆらと
私はたわやかな少女だけれども、引き寄せて峯のさながらに
たくさん手折って私は持っていく。あなたのかざしのために
巻13-3223
雁がねも いまだ来鳴かず 神奈備の 清き御田屋の
垣内田の 池の提の 百足らず 斎槻が枝に 端枝さす
秋の赤葉 巻き持てる 小鈴もゆらに 手弱女に
われはあれども 引きよぢて 峯もとををに
ふさ手折り 吾は持ちて行く 君がかざしに
★かむとけの ひかれるそらの ながつきの しぐれふれば
かりがねも いまだきなかず かむなびの きよきみたやの
かきうちだの いけのつつみに ももたらず いつきがえに
みづえさす あきのもみぢは まきもてる こすずもゆらに
たわやめに われはあれども ひときよぢて みねもとををに
ふさたおり われはもちてゆく きみがかざしに
★稲妻が空に光り、九月の時雨降る、雁はまだ来て鳴かない、
神奈備のふもとに清らかな御田屋の、垣の内の田の池に
生える、百に足りぬ斎槻の枝に端々しい枝をさしのべる
秋の赤葉よ、その枝を、手に巻き持った小鈴もゆらゆらと
私はたわやかな少女だけれども、引き寄せて峯のさながらに
たくさん手折って私は持っていく。あなたのかざしのために
巻13-3223