★ かむかぜの いせのくににも あらましを なにしかきけむ きみもあらなくに
★ 神風の吹く、伊勢の国に居ればよかった・・・・どうして、都に戻ってしまったのだろう・・・
あなたもいないことですのに・・・・・
巻2-163 大来皇女(おほくのひめみこ)
有名な大津皇子の姉で伊勢神宮の斎宮をつとめていらした、
大来皇女(おほくのひめみこ)の歌です。
大湯皇子が謀反の罪で処刑され、しばらくして、大来皇女は斎宮の任を解かれ、都に戻りました
愛する弟を失った悲しみが、癒されない思いが、伝わってきます。
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