★ 小治田の 年魚道の水を 間無くそ
人は汲むといふ 時じくそ 人は飲むといふ
汲む人の 間無きが如 飲む人の 時じきが如
吾妹子に わが恋ふらくは 止む時もなし
★ をはりだの あゆぢのみずを まなくそ
ひとはくむといふ ときじくそ ひとはのむといふ
くむひとの まなきがごと のむひとの ときじきがごと
わぎもこに わが恋することは、止む時も無い
★ 小治田の年魚道の水は絶え間なく人は汲むと言う。
時を絶えないように、飲む常であるように、吾妹子
にわが恋することは、止む時も無い。
巻13-3260
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