★ あがころも きみにきせよと ほととぎす
われをうながす そでにきゐつつ
★ 私の衣を、あなたに着せなさいとでも言うように
私を促すがごとく、袖に来て留まるホトトギスよ
巻10-1961 夏の雑歌
ホトトギスは、漢字の当て字が、とても多い。万葉集では
霍公鳥・・・変換がパソコンでややこしいので、ひらがな
書きが時々でます。すみません。
「夏は来ぬ」という、歌にも出てきますが、「忍び音」
とは、卯の花や橘が咲く頃、渡来してくるホトトギスが、
最初に鳴く声を「忍び音」と言って、みな、聞きたがったという。
夜も鳴く鳥である。
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