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第6首>
★ なかなかに 人とあらずは 酒壺に なりにてしかも 酒に染みなむ
★ なかなかに ひととあらずは さかつぼに なりにてしかも さけにしみなむ
★ 中途半端に人でいるよりは、酒壺になって、酒に染みたいものです
巻3-343
呉の鄭泉(ていせん)が死ぬ時に、自分の遺体が、土と化して酒壺の土として使われ、酒壺にな
れるように、陶家の横に遺体を埋めてくれと遺言したという・・・・呉志の故事によります。
人となる事の難しさを痛感しているこの歌・・・・・酒壺であれば、色々悩まずとも、酒が
自然に染み渡っていくであろうに・・・・という思いでしょうか?
今も昔も人として生きることは悩み多きことなのですね・・・・