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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ いそのうへの  つまままをみれば  ねをはへて

    としふかからし   かみさびにけり

★ 磯の上のつままを見ると逞しく根を張っていて

  何年もたっているらしい。神々しいことだ

   大伴家持

       巻19-4159

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★ まいとしの  あゆしはしらば  へきたがは

    うはちかづけて   かわせたずねむ

★ 来る年ごとに鮎が走り泳ぐ頃になったら、
 
  辟田川鵜をたくさん潜らせながら川瀬を

   訪れよう

           大伴家持

   巻19-4158

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★ くれないの  ころもにほし  へきたかは

     たゆることなく  われかへりみむ

★ 紅の衣を水で濡らして色を鮮やかにしよう。

  辟田川をいつまでもくりかえしてみよう

              大伴家持

    巻19-4157

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★ こととはぬ  きすらはるさき  あきづけば

    もみちちらくは   つねなみこそ

★ 物を言わない木でさえ春は花咲き、秋は

  黄葉が散るのは、無常だからきこそよ。

  一ハ去ハク、世を無常と思ってのことだ

         大伴家持

   巻19-4161

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★ あらたまの 年行き変わり

  春されば  花のみにほふ

  あしひきの  山下響く

  落ち激ち  流るへきたの

  川の瀬に  年魚子さへ走る

  島つ鳥  鵜飼ともなへ

  篝さし  なづさひ行けば

  吾妹が  形見がてらと

  紅の  八入に染めて

  寄せたる  衣の裾も

  とほりて濡れる

★ あらたまの  としゆきかはり

  はるされば  はなのみにほふ

  あしひきの  やましたとよみ

  おちたぎち   ながるかわのせに

  あゆこさはしる   しまつとり

  うかひともなへ  かがりさし

  なづさひいけば  わぎもこが

  かたみがてらと  くれないの

  やしほにそめて  おこせたる

  ころものすそも  とほりてぬれぬ

★ あらたまの年が改まって春になると花が

  一面に美しいあしひきの、山の、その下に

  音を響かせて落ち激ち流るへきた川の

  瀬には、年魚の子が走りまわる。

  そこで島つ鳥鵜飼の者をつれ、篝火を

  燃やしつつ流れを歩いてゆくと、

  わが妻が形見にもとて

  わが妻が紅色に濃く染めて、

  送ってくれた衣の

  裾が塗れとおることだ

        大伴家持

  巻19-4160

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