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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ あきかぜは すずしくなりぬ 

     うまなめて いざのにいかな はぎのはなみに


★ 秋風が涼しくなんと、気持ちの良い事よ・・・

   さあ、みんなで馬を連ねて、野原に萩の花を

    見に行こうではないか・・・・


      巻10-2103    花を詠める


萩の花って、どんだけ~って言うぐらい、万葉集では詠われています。

万葉の萩は、山萩です。初秋に紅紫の小さな花をつける、可愛らしい

花です。万葉集の中では最多数詠まれている萩の花・・・・全部で

141首であります。

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★ このゆふへ あきかぜふきぬ

    しらつゆに あらそふはぎの あすさかむみむ


★ 今日の夕方、秋風が吹いた・・・白露によって、咲こうとする

   自然の力に逆らっていた、萩が明日いよいよ咲くのを

   楽しみに見よう。

      巻10-2102     花を詠む

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「ある人が、こういう色を染めたいと思って、

この草木とこの草木をかけ合わせてみたが、その色に

ならなかった、本に書いてあるとおりにしたのに、という。

 私は順序が逆だと思う。

草木が既に抱いている色を私たちは

いただくのであるから。

どんな色が出るか、それは草木まかせである。

ただ、私たちは草木のもっている色をできるだけ損なわずに

こちら側に宿すのである。

 雪の中でじっと春を待って芽吹きの準備をしている樹々が

その幹や枝に貯えている色をしっかり受け止めて、織の中に

生かす。その道程がなくては、自然を犯すことになる。蕾の

びっしりついた早春の梅の枝の花になる「いのち」をいただく

のである。その梅が抱いている色は、千、万の梅の一枝の

色であり、主張である。

 私たちは、どうかしてその色を生かしたい、その主張を聞き

とどけたいと思う。その色と他の色は交ぜることjは出来ない。

梅と桜を混ぜて新しい色を作ることはできない。それは梅や桜を

犯すことである。色が単なる色ではないからである。

 科学染料の場合はまったく逆である。色と色を交ぜ合わせる

ことによって新しい自分の色をつくる。単一の色では色に底が

ない。科学染料は脱色することができるが、植物染料は脱色

することができない。自然が主であるか、人間が主であるかの

違いであろう。」  志村ふくみ 著

その通りだと思う。人間は自然の一部である。人間が、作ったものは

どれほど、自然に近くてもエセ自然である。人工なのである。

ソプラノと言っても、女性の8割が「あ~」と、声を出せばソプラノである。

薔薇の枝には、ひまわりは咲かない。ソプラノと言っても、様々である。

どんな声を、その人が持っているのか・・・人間は自然の一部であるから

その人・・・その自然・・・の持っている、声を出来るだけ、損なわずに

その人という名の自然の声を出すお手伝いをするのが、ボイストレーナー

の役割である。

その人の声を、作為的に人工的に、作り上げることではない。

本来持っている、自然な声を、導き出すことが出来るのが

本当の、ボイストレーナーである。

出来うる限り、自然な状態で、自然な声を出すと、

歌う人も、元気になり、気持ちよくなり、その人が本来

もっている「いのち」の活力が活発になるのだ。

そして、自然に歌っている人の声を聞くほうも

その気が歌の振動を通して伝わって、

心地よくなる。


元々、自然の木の枝が貯えていた「色」という名の「いのち」を

いただくこと。

元々、自然の一部である一人の人間が貯えていた「声」という

「いのち」を、引き出すこと。

なのである。

少なくとも、私は、藤岡宣男から、そのように、指導を

受けたのである。そうやって、歌ってこそ、「歌う」ことは

「生きる」ことに、繋がって行く。




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今思うと、、グレゴリオ聖歌から、メシアンの宗教曲まで、

網羅して宗教音楽にはまっていた私が、

まるで、聖書の呪縛から解かれるように、

歌う声の音色そのものに、惹かれ始めた頃は、

クレーの絵画の音楽的リズム感より、

ルドンの赤や青の色のそのものに惹かれ始めた時と

重なる。


そして、着物をよく身に着ける様になった私は、

着物の織り・色彩の美しさに強く惹かれるようになってきた。


今、志村ふくみさんの、著書を手当たり次第に読んでいる。

「色」と言うものの不思議・・・・、繭から糸を紡ぎ、草木染で、染め上げる・・・

その色に対する感性を教えられた時、「色」の不思議に興味を持ち始めた。


色を奏でる・・・・歌もまさにその通りだと思う・・・

声で色を奏でるのだ・・・


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★ わがころも すれるにはあらず 

     たかまどの のへゆきしかば はぎのすれるそ

★ 私の衣服は、摺り染めにしたのではない。高円の

  野原を歩いていったら、萩の花が摺り染めにしてくれたのだ。

     巻10-2101    花を詠める

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