忍者ブログ
万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
[858]  [859]  [860]  [861]  [862]  [863]  [864]  [865]  [866]  [867]  [868
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

PR
★ このころの あきのあさけに きりごもり

    つまよぶしかの こえのさやけさ


★ 最近の秋の明け方に、霧に包まれて

   女鹿を呼ぶ鹿の声のなんと、清澄なことでしょうか

     巻10-2041   鹿鳴(ろくめい)を詠める

拍手[0回]

私、こと、万葉歌手、声楽家である「辻 友子」の

コンサートは、どこでもやっていないコンサートだと自負している。

(まず、自分が自信をもたなきゃね)


日本人が、音大の声楽科に入り、歌を勉強する。

発声方法は、西洋の発声である。

勿論、長唄や詩吟などとは違う発声法である。

私の環境には、長唄や詩吟は馴染み深いものではなかった。

母親は、コーラスや個人のボイストレーニングを受けていたから

自然と、音大に入るとなると、西洋の発声法となる。

私は、声も響き大きかったので、オペラ向きだったようだ。

実際、イタリアの先生からも、オペラ向きと言われた。

見かけも派手っぽいらしい・・・らしい、と言うのは、自分の姿は

自分では見えないので・・・・


でも、どうしても私は日本人であることに拘りたかった。

母国語である、日本語を大切にしたかった。

それは、強いては、日本人である自分のルーツを

確認する作業でもあった。


そして、日本語から大和言葉と拘って行くうちに、

「万葉集」に辿り着いたのだった。

「万葉集」に辿り着いた私の心は、とても落ち着いた。

万葉集は、私の精神安定剤の一つとなった。

理屈ではない・・・何か・・・大和言葉の響きや流れ・・・

そういうものが、戦後の教育を受け、「日本」を否定され

続けた教育の中で育った私の心のよりどころとなり、自信にも

繋がった。


今の日本人の多くは、民族の誇りを持てないでいる・・と、

私は思う。私もそうだった。自国に誇りを持てない民族は

他国と同等には渡り合えないだろう。

誇りを持つためには、自国の正しい歴史認識と文化を

知ることが必要だと思う。

私にとって、自国の最古の和歌集である、「万葉集」は

民族の誇りである。

詠む相手も選ばない、この和歌集は、凄いと思う。


一人でも多くの方に、親しんで頂ける事・・・いや、楽しんで

いただけるように、これからも頑張って行きたい。





拍手[1回]

晴れると思って、当らない天気予報を信じた私が、

馬鹿だった・・・・前の晩になって、突然!

明日は夕方から雨になりますですと・・・・


え~~、朝、太陽さんに向かって祈りました。

どうか、お客様がいらっしゃる時と、お帰りになる時は

降らせないで下さい。雲さんを、風に乗せてどこかへ

連れて行ってくださいと・・・・・


お祈りの甲斐が、あってか??、時々パラパラと

ちらついたみたいですが、足元に影響は出なかった様子・・・


舞台から拝見した限りでは、温かな雰囲気で終えたようでした。

これで、今年の万葉のコンサートは終わりです。


次回は来年・・・・今度は、お囃子軍団に出演していただき、

お祭りの雰囲気で賑やかに、そして万葉でしっとりと・・・

に、しようかな・・・それとも、格式高くクラシックと、日本古来の

伝統である万葉にしようかな?とにもかくにも、いらしたお客様が

いつも新鮮な感動でお帰りになられるように、したいと思います。

楽しみに、お待ちくださいね!!

拍手[1回]

万葉集そのものが、日本の伝統であると

私は思う。日本最古の和歌集・・・

乞食(ほかひと)・遊行婦(うかれめ)・農民・官人・貴族・そして、天皇(すめらみこと)

まで、全ての階級を網羅する日本最古の和歌集が、詠い継がれ、研究され、

愛読され、そして、何よりも、日本人(やまとびと)の心を慰めてきた。

大和心(おほいなるやはらぎのこころ)を、伝えてきた。


この伝統を、私なりのやり方で、詠い継いで行きたい、と思っております。

都会の中で、そこだけ、タイムスリッピしたような、空間に是非とも

おいでください・・・ね!


               万葉歌人(まんよううたびと) 辻 友子



拍手[1回]

★ つきみえば ちぢにものこそ かなしけれ

     わがみひとつの あきにはあらねど

★ 月を眺めていると、さまざまなことが思い出され

  悲しい気持ちになります。私のための、秋では

  ないのに・・・・

     古今和歌集


 本当に、そうですね・・・黄昏時から夜にかけての

物思いは、胸が痛いほどです。

拍手[1回]

カレンダー
07 2025/08 09
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
ブログ内検索
プロフィール
HN:
辻友子
性別:
女性
自己紹介:
万葉を歌う歌手、辻友子のブログ。くわしくはホームページを!
Copyright © 万葉歌手辻友子 All Rights Reserved.
Designed by 10p
Powered by Ninja Blog

忍者ブログ [PR]