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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ ほととぎす ながはつこえは われにもが

   さつきのたまに まじへてぬかむ

★ 霍公鳥よ、お前の初声を私にも聞かせて欲しい。

  その声を、五月の薬玉に草と混ぜて通そう。

    巻10-1939

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★ たびにして つまこひすらし ほととぎす

   かむなびやまに さよふけてなく

★ 霍公鳥も旅で妻を恋しく思っているだろう。

  神名備山に夜が更けて鳴くことです。

   巻10-1938  反歌

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お知り合いの方から、北海道のフキを頂いた。

見て吃驚!

九州のフキの3倍はあろうかと思われる。

地域によって、同じ食べ物もこんなに

違うのだ。

早速、お出汁をとって、薄口醤油とほんのちょっと

甘みを加えて削り節を、パラパラっとふりかけて、

頂いた。

フキの香りが口中に広がって、なんとも言えず

美味しい。

春の生気を頂こう。

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★ 大夫の 出で立ち向ふ 故郷の 神名備山に

  明け来れば 柘のさ枝に 夕されば 小松が枝に

  里人の 聞き恋ふるまで 山彦の 相響むまで

  霍公鳥 妻恋すらし さ夜中に鳴く


★ ますらをの いでたちむかふ ふるさとの かむなびやまに

  あけくれば つみのさえだに ゆふされば こまつがうれに

  さとひとの ききこふるまで やまびこの あいとよむまで

  ほととぎす つまこひすらし さよなかになく


★ 大夫が出でたっては向かう故郷の神名備山に、朝が来ると柘

  の枝に、夕方になると小松のこずえに里の人が聞いて恋しくなるほど

  山彦が響きあうほど、 霍公鳥は妻を恋うらしい。真夜中にも

  鳴くことです。

    巻10-1937     鳥を詠める

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★ こふること なぐさめかねて いでゆけば

   やまをもかわも しらずきにけり


★ 恋しい心を慰められずに家を出てゆくと

  山も川も知らずにきたことです

    巻11-2414  柿本人麻呂歌集

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