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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ おおふねに まかぢしじぬき こぐほとも

   ここだくこひし としにあらばいかに

★ 大船の両舷に楫を貫き通して漕ぐ。その間も

   こんなに恋しいのに、一年も間を隔てたら

  どうなるでしょう。

    巻11-2494   柿本人麻呂歌集

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★ たかやまの みねゆくししの ともをおおみ

  そでふらずきぬ わするとおもふな

★ 高い山の峰を行く、獣のように、仲間たちが多かったので

   袖を振らずに来てしまいました。あなたの事を忘れたと

   思わないで。

     巻11-2493      柿本人麻呂歌集

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★ おもふにし あまりにしかば

   にほどりの なづさひこしを ひとみけむかも

★ 思い余って堪えられなかったので、鳰鳥が水に浸かって苦しんで

  来たのを、人は見たでしょうか。

  巻11-2492      柿本人麻呂歌集

鳰鳥の→枕詞。水中に長く潜るところから、難渋する意で、

    「なづさふ」に接続

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★ いもにこひ いねぬあさけに をしどりの

    ここゆわたるは いもがつかひか

★ 愛しい人に恋して寝られなかった夜明けに、鴛鴦が

  ここを通って渡って行くのは、あの人の使いなのだろうか?

   巻11-2491      柿本人麻呂歌集

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★ あまぐもに はねうちつけて とぶたづの

   たづたづしかも きみいまさねば

★ 天雲に翼を打ちつけて飛ぶ鶴のように、

   なんとおぼつかないようすであることでしょうか。

  あなたが、いらっしゃらないので。

  巻11-2490    柿本人麻呂歌集

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