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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ かすがのに けぶりたつみゆ をとめらし

   はるののうはぎ  つみてにらしも

★ 春日野に煙が立つのが見える。娘たちが

  春の野の嫁菜を摘んで、煮ているが見える

   巻10-1879

・うはぎ→ 嫁菜のこと 煙を読める

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★ いまゆきて きくものにもが あすかがは

   はるさめふりて たぎつせのとを

★ たった今出かけていって、聞きたいのだが

  明日香川に春雨が降って激しく流れる瀬の音を

  巻10-1878   河を読める

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★ はるのあめに ありけるものを たちかくり

   いもがいへぢに このひくらしつ

★ 濡れてもそれほどでもない春の雨であったのに

  雨を避けてあの子の家への途中で、この日を

  暮らしてしまった

     巻10-1877  雨を詠める

・ 春の雨にありけるものを→春の雨→長くは降り止まないし、
                  激しく降らない

・ 立ち隠り→雨を避けてもの陰にちょっと雨宿りする意

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★ あさかすみ はるひのくれば 

  このまより うつろふつきを いつとかまたむ

★ 朝霞の立つ、春の日が暮れて行ったら、木の間から

  移り現れて来る月を いつのこととして待つのだろう

   巻10-1876   

 ・ 朝霞→枕詞

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★ はるされば きのこのくれの ゆふづくよ 

   おほつかなしも やまかげにして

★ 春になったので 木々の下陰も暗い。

  夕月夜がぼんやりとして定かにみえないことです。

  山陰では・・・

          巻10ー1875

・ おほつかなしも→対象のぼんやりとした不確かさを示す



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