忍者ブログ
万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
[543]  [544]  [545]  [546]  [547]  [548]  [549]  [550]  [551]  [552]  [553
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

PR
★ かなとにし きたてば よなかにも

  みはたしらず  いでてそあひける


★ 門口に男が立つと、夜中であっても わが身を

  顧みることなく出ては逢ったということです

巻9-1439     高橋虫麻呂

拍手[0回]

★ しなが鳥 安房に継ぎたる 梓弓 周准の珠名は

  胸分けの 広き我妹 腰頬の すがる娘子の

  その姿の 端正しきに 花の如 笑みて立てれば

  玉ほこの 道行く人は 己が行く 道は行かずて

  召ばなくに 門に至る さし並ぶ 隣の君は あらかじめ

  己妻離れて 乞はなくに 鍵さへ奉る 人並みの

  かく迷へれば 容艶に よりてそ妹は たはれありける

★ しながどり あはにつぎたる あづさゆみ すえのたまなは

  むなわけの ひろきわぎも こしぼその すがるをとめの

  そのすがたの  きらきらしたきに はなのごと  えみてたてれば

  たまほこの  みちいくみちは おのがいくみちは みちはいかずて

  よばさくに かどにいたりぬ さしならぶ となりのきみは

  あらかじめ おのづまかれて こはなくに かぎさへまつる

  ひとみなの かくまとへれば かほよきに よりてそいもは 
 
  たはれてありける

★ しなが鳥の安房につづく、梓弓の末ー周准の珠名は

  胸の広い女で、腰の細いスガル蜂のような少女であった

  その姿の美しいままに花のように笑ってたつと玉ほこの道を

  行く道は行かずに呼ぶもしないのに珠名の名門にやって来た

  家つづきの隣のあるじは 前も持って妻と別れて 頼みもしないのに

  家の鍵をまで珠名にたてまつるほどであった。人とがみんな、こんなに

  心を迷わしたのは、美貌に珠名は うつつをぬかしていたことよ

    巻9-1740   高橋虫麻呂

   

拍手[0回]

★ おおたきの すぎてなつみに ちかくして

   きよきかわせを みるがさやけさ


★ 大滝を通り過ぎ、今は夏見に近く、清らかな

  川の瀬をみるのはさわやかなことです

    巻9-1737 河原

拍手[1回]

★ やまたかみ しらゆふばなに おちたぎつ

  なつみのかはと みれどあかぬかも

★ 山が高いので白い木綿が花をさかせたように高いので、

  水の流れ落ちる、夏身の川門は 見ても見飽きないことです

     巻9-1736     大倭

拍手[0回]

★ わがたたみ みへのかわはら  いそのうらに

   かくしもがもと なくかはずかな

★ わが畳を三重に重ねる三重県の川原の

  岩にかくれて「がも」-こうしてありたいと鳴くかはずよ

    巻9ー1735   伊保麻呂

拍手[0回]

カレンダー
07 2025/08 09
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
ブログ内検索
プロフィール
HN:
辻友子
性別:
女性
自己紹介:
万葉を歌う歌手、辻友子のブログ。くわしくはホームページを!
Copyright © 万葉歌手辻友子 All Rights Reserved.
Designed by 10p
Powered by Ninja Blog

忍者ブログ [PR]