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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ ひさかたの 天の川に 上つ瀬に 珠橋渡し

  下つ瀬に 船浮け居ゐ 雨降りて 風吹かずとも

  風吹きて 雨降らずとも 裳濡らさず 止まず来ませと

  玉橋わたす

★ ひさかたの あまのがはに かみつせに たまはしわたし

  しもつせに  ふねうけゐ  あめふりて かぜふかずとも

  あめふらずとも もぬらさず  たまずきませと

  たまはしわたす

★ 久方の天の川に 上流の瀬に 玉の橋を渡し 下流の瀬に

  船を浮かべ置き 雨まじりに 風吹かずとも 風まじりに

  雨降らずとも 濡れる裳を 濡らす裳を 濡らすことなく

  いつまでもおいでくださいと 、玉の橋を渡す

      巻9-1764

 ・ひさかたの→枕詞

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★ くらはしの やまをたかみか よごもりに

   いでくるつきの っかたまちがたき

★ 倉橋の山が高いからか、夜の闇の中を

  のぼって 来る月が、心にかかってまちかねるこよ

    巻9-1763  沙弥女王

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★ あすのよひ あはざらめやも あしひきの 

   やまびこと  よびたてなくも

★ 明日の宵も逢えないということがあろう。

  だのにあしひきの山彦と呼び立て鳴くも

   巻9-1762   柿本人麻呂

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 ★ 三緒の 神辺山は 立ち向ふ 三垣の山に 秋萩の

   妻枕むと 朝月夜 明けまく惜しみ あしひきの

   山彦とよめ 呼び立て鳴くも

★ みもろの かむなべに たちむかふ みかきのやまに

  あきはぎの つをまかむと あさづくよ あけまくをしみ

  あしひきの やまびこと よめとびたてなくも

★ 三緒の神辺山に 向かい立つ 御垣の山に 秋萩の

  という妻の共寝に誘おうとして 朝月夜の 夜を明けるのを

  惜しんで、あしひきの山彦を響かせ、呼び立てては 鳴くよ、鹿は


      巻9ー1761     


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★ をのかみに くもたちのぼり しぐれあめ 

  ぬれとおるかも  われとおるとも


★ 男の神山に 雲が湧き上がり 時雨が降り

   ずぶ通れに立ち上るも 私が帰るなるなどというどうしてあろう

     巻9-1760   高橋虫麻呂

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