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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ ゆきこそは はるひけゆらめ こころさへ

   きえうせたれや こともかよはむ

★ 雪こそは春の日には消えているでしょう。
  
  雪でもない心のまで消え失せているのでしょうか

     巻9-1782  柿本人麻呂

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★ うみつぢの なぎなむときも わたらなむ

    むかくたつなみに ふなですべしや


★ 海路の穏やかな時にも 渡りたいものだ。

  このように波の中にはを船出してよいのだろうか

    巻9-1781   高橋虫麻呂

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★ 牡牛の 三宅の潟に さし向ふ 鹿島の埼に

  さ丹塗りの 小船を設け 玉纏貫き 夕潮の

  満ちのとどみに 御船子を 率ひ立てて

  呼び立てて 呼び立てて 御舟出で居て

  反側び 恋ひかも居らむ 足ずりし

  哭のみや泣かむ 海上の その律を指して

  君が漕ぎ行かば

★ ことひうしを みやけのかたに さしむかふ

  かしまのさきに さにぬりの をぶねのまけ

  たままきの おかぢつらぬき ゆうしおの

  みちのどみに みふねこを あともたてて

  よびたてて みふねを いでなばはまのせに

  うなかみの そのりつをさして きみがこぎいかば

★ 牡牛の三宅の潟に、赤く塗った舟揃えて、りっぱに

  巻いた楫をたくさん貫いて、夕方の潮が満ちきった中で

  船頭たちを引きつれ、掛け声をかわしててあなたの船出て

  いったなら、人々は浜もほどに 残っていた、ごろごろ転がりながら

  恋い慕うだろうか。海上の方に 次ぎの律を目ざして あなたが

  漕いでいったなら

      巻9ー1780    高橋虫麻呂

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★ いのちをし まさきくもがも なほりやま

   いしふみならし またまたもこむ


★ 命をこそ大切に、無事でいてほしい。名欲山の

  岩を踏み分けて繰り返しやって来よう

    巻9ー1779  藤井連

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★ あすよりは われはこひなむ なほりやま

    いしふみならし   きみがこへいなば


★ 明日からは、私は恋にくるしむでしょうね。
  名欲山の岩を踏みしめてあなたが 越えていってしまったら

    巻9-1778  藤井連

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