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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ 大船の 思ひたのみて さな葛

  いや遠長く わが思へを 君に依り手は

  倭文幣を 手に取り持ちて 竹球を

  繁に貫き垂れ 天地の 神をそあが乞う

  いたもすべ無み

★ おおふなの おもひたのみて さなかづら

  いやとおながく わがおもへを きみによりては

  しつぬさを てにとりもちて たけだまを

  しじにつらぬきたれ  あめつちの かみそあがこふ

  いたもすべなみ


★ 大船のように頼りに思い、さな葛ののように一層末長く

  と思っているあなたによっては、人言の災もなくあってほしいと

  と、木綿の襷を肩にとりかけ、斎はいを堀り末、天地の神々に

  恋心のせんすべもないので

       巻13-3288

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★ あめつちの かみをいのりて わがこふるきみを

   いかならずとも  あはめざらやも


★ 天地の神々にお祈りして、私の恋するあなたは

  必ず、どうして、わたしの逢わぬことがないだろう

      巻13-3287

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★ 玉だすき 懸けぬ時は無く わが思へる

  君に依り手は 倭文幣を 手に取り持ちて

  竹珠を 繁に貫き垂れ 天地の神をそあが乞う

  いたもすべ並み


★ たまだすき かけぬときはなく わがおもへる

  きみによりては しつぬさを 手に取り持ちて

  竹球けだけは  しじにつらぬきたれ あめつちの

  いたもすべなみ


★ 玉だすきを かけるように心にかけぬ時なく

  私が慕うあなたによってこそ倭文織の幣を手に取り持ち

  竹珠をを沢山貫き天地の神々に逢瀬をお願いする

  恋しさにせん方なく


      巻13ー3286

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★ たらちねの ははにもつげず つつめりし

   こころはよしゑ  きみがまにまに


★ たらちねの母にも告げず秘めている此処とは、ままよ、
  
  あなたのお気持ちのまにまに

       巻13-3285

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★ 菅の根の ねもころごろに わが思へる

  妹に縁りては 言の障も 無くありこそ

  斎瓫を 斎ひ掘り据ゑ 竹珠を 間なく

  貫き垂らして、天地の神々を 私は

  祈ることです。恋しさにせん方なく

  今考えると「妻によって」というべきはない。

  なぜなら、即ち、反歌に「君のお気持ちのままに」

  といっているからだろう
 

★ すげのねも ねもことごろに わがもへる

  いもによりては ことのさへも なくありこそ

  いはひべを いはひほりすえ たかだまの

  まなく ぬきたらして あめつちのかみがみを

  わたしはいのることです。こひしさにせんかたなく

  いまかんがえると「つまによって」というべきではない、

  なぜなら、すなわち、はんかに「きみのおきもちのままに」

  といっているかだろう

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