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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★かくてぞ、花を賞で、鳥をうらやみ、霞をあはれび

露をかなしぶ心、言葉多くさまざまになりにける。

遠き所も、出でたつ足もとよりはじまりて年月を

わたり、高き山も、ふもとの塵土より成りて、天雲

たなびくまで生ひ上れるがごとくに、この歌も

かくのごとくなるべし。難波津の歌は、帝の御初め

なり。

★ そうして、花を愛でて、鳥を思い、霞を哀れみ

  露を哀しむ心、とりどりの言の葉として歌に

  詠まれるようになった。

  遠き道も踏み出す第一歩から始まって年月を

  重ねてたどり着き、高い山も、麓の塵土より

  始まり、天雲たなびくまで高く成長すると

  言われる通り、和歌も同様の発展をとげたのである。

  難波津の歌は、天皇を位におつかせする端緒に

  なった歌である。

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★ゆくへなく ありわたるとも ほととぎす

     なきしわたらば  かくやしのはむ

★ 行くべき場所もなく、さすらい続けるとしても、ほととぎすよ。

  お前が鳴いてわたる限り、わたしはいつもこうしてその声を

  愛し続けよう。私もお前と同じように、行方もなく毎日を

  暮らしていようとも・・・

           巻18-4090  大伴家持

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★ うめがえに きいるうぐひす はるかけて

   なけどもいまだ  ゆきはふりつつ

★ 梅の枝にやってきた鶯よ。お前は春を待ちかねて

  鳴くけれども、まだ雪は降り続いている

              詠み人知らず

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★すさのをのみことは、天照大のこのかみなり。

女と住みたまはむとて、出雲の国に宮づくりしたまふ時に、

その所に八色の雲のたつを見てよみたまへるんり。

  八雲たつ 出雲八重垣 妻ごめに 

        八重垣つくる その八重垣を

★ すさのをのみことは、天照大神の兄である。

 奇稲田姫と暮らそうと、出雲の国に宮殿をお造りなられた

 時に、そこに八色の雲が立つのを見て、詠みました。

     見事な雲が湧き出てきて、幾重もの垣のように見える

     私は妻を住まわせる邸を造って、幾重もの

     垣をめぐらせている。あの雲のように立派な垣を

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歌の活動とは別に、フィリピンのバコロドへ、

食糧支援と戦没者追悼慰霊の旅に行く。

経済的な理由でしばらく途絶えていた活動を

再び再開できる。なんとうれしい事であろうか。

しかし、衣服支援は再開できない。古着に見合わない

送料と手間がかかるのだ。

この活動は、国際ボランティアテラの会の主催者である

木村天山氏を中心として活動している。

私は、代表として、お手伝いさせていただく。

とても嬉しい。

日本は未だに遺骨収集に、予算を組まない。いや多少は

遺骨収集したらしいが、未だに、幾多の遺骨がそのまま放置され

追悼慰霊も殆ど行われていない。

第二次世界大戦で、病気や飢餓などで、戦死した

若い無名の多数の兵隊たちの魂は、未だに彷徨っている。

彼らの魂を、帰りたい場所へとお送りするお手伝いを

木村天山氏が、なさっておられる。

これは、誰にでも出来うることではないと思う。

私見で書かせてもらうと、輪廻転生を繰り返した魂を更に

精進して、けがれない魂になった、その魂の持ち主だけが

できうることだ。それも、その道へと、自然に導かれるのだ。


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