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★ 香島嶺の 机の島の 小たたみを
い拾い持ちまして 石以ち
突き破り 早川に 荒ひ濯ぎ
辛塩の こごと揉み 高つきに盛り
机にたてて 母に奉りつや 愛づ児の
刀自 父に献りつや 愛づ児の刀自
★かしまねの つくえのしまの こたたみを
いひろいもちまして いしもち つきやぶり
はやかわに あらひつぎ からしおの こごともみ
たかつきにもり つくえにたてて ははにたてまつりや
めづじの とじ ちちにたてまつりや あひづじの
とじ
★香島山に近い机の島の小螺を拾って持って来て、石で突いて破り
早川できれいに洗い、辛塩でこごともんで 高杯に盛って
机におき、母上にさし上げたか。愛らしい奥さん。父上にさし上げた
か。愛らしい奥さん。
・梯立→枕詞
・な泣かしそ→な~そ→禁止
巻17-3880
い拾い持ちまして 石以ち
突き破り 早川に 荒ひ濯ぎ
辛塩の こごと揉み 高つきに盛り
机にたてて 母に奉りつや 愛づ児の
刀自 父に献りつや 愛づ児の刀自
★かしまねの つくえのしまの こたたみを
いひろいもちまして いしもち つきやぶり
はやかわに あらひつぎ からしおの こごともみ
たかつきにもり つくえにたてて ははにたてまつりや
めづじの とじ ちちにたてまつりや あひづじの
とじ
★香島山に近い机の島の小螺を拾って持って来て、石で突いて破り
早川できれいに洗い、辛塩でこごともんで 高杯に盛って
机におき、母上にさし上げたか。愛らしい奥さん。父上にさし上げた
か。愛らしい奥さん。
・梯立→枕詞
・な泣かしそ→な~そ→禁止
巻17-3880
★ 琴酒を 押垂小野ゆ いづる水
少熱くは出でず 寒水の 心もやけに
思ほゆる 音の少なさ 道に逢はぬかも
少きよ 道に逢はさば 色着せる 菅笠小笠
わがうなげる 珠の七条 取り替える
申さむものを 少き 道に逢はぬかも
★ことさけけを おしたれのをゆ いづるみず
ぬくるくはいでず しみずの こころもやけに
おもほゆる おとのすくなさ みちにあはぬかも
すくなきよ みちにあはさば いろにきせる
すげがさこがさ わがうなげる たまのななじょう
とりかえる もうさむものを すくなき
みちにあはぬかも
★ 琴や酒をたずさえてゆく小野を流れてゆく水のように
生ぬるいのではなくて清水のように心も清々しく思われる
人に知られる心配もない道で逢いたいなあ。人言が少ないよ。
その道でお会い下さったら、あなたのもった、采色の菅笠小笠
と、私が首にかけた七緒の玉とを、お取り替えもいたしましょうものを
。人言の少ない道で
・琴酒→枕詞
・音の少なき→人の気配、他人もいない。
・色着せる→采色した
・我がうなげる→首すじ、うなじ
・玉の七つ緒→玉を七緒も
・少なき→人音の
巻17-3875
少熱くは出でず 寒水の 心もやけに
思ほゆる 音の少なさ 道に逢はぬかも
少きよ 道に逢はさば 色着せる 菅笠小笠
わがうなげる 珠の七条 取り替える
申さむものを 少き 道に逢はぬかも
★ことさけけを おしたれのをゆ いづるみず
ぬくるくはいでず しみずの こころもやけに
おもほゆる おとのすくなさ みちにあはぬかも
すくなきよ みちにあはさば いろにきせる
すげがさこがさ わがうなげる たまのななじょう
とりかえる もうさむものを すくなき
みちにあはぬかも
★ 琴や酒をたずさえてゆく小野を流れてゆく水のように
生ぬるいのではなくて清水のように心も清々しく思われる
人に知られる心配もない道で逢いたいなあ。人言が少ないよ。
その道でお会い下さったら、あなたのもった、采色の菅笠小笠
と、私が首にかけた七緒の玉とを、お取り替えもいたしましょうものを
。人言の少ない道で
・琴酒→枕詞
・音の少なき→人の気配、他人もいない。
・色着せる→采色した
・我がうなげる→首すじ、うなじ
・玉の七つ緒→玉を七緒も
・少なき→人音の
巻17-3875