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明後日となった、
「万葉のこころを歌う」シリーズは
第33回となる。
今回は、初めての試みで、万葉集では、大変大切な
大伴家持を、取り上げ、彼の一生を語りで
和歌を、オリジナル曲と朗誦で、お伝えいたします。
いらしてくださるお客様の心に、易しく溶け込んで
いってくれる事を願っています。
たゆたう万葉の世界へ・・・
皆様、お待ちいたしております。
「万葉のこころを歌う」シリーズは
第33回となる。
今回は、初めての試みで、万葉集では、大変大切な
大伴家持を、取り上げ、彼の一生を語りで
和歌を、オリジナル曲と朗誦で、お伝えいたします。
いらしてくださるお客様の心に、易しく溶け込んで
いってくれる事を願っています。
たゆたう万葉の世界へ・・・
皆様、お待ちいたしております。
[2回]
★おほさざきの帝の、難波津にて皇子ときこえる時
東宮をたがひにゆづりて、位に即きたまはで
三年になりければ、王仁といふ人の訝り思ひて
よみたてまつりける歌なり。「この花」は
梅の花をいふなるべし
★ 仁徳天皇を、難波津にて、まだ皇子と申し上げて
いた時、皇位を継ぐかを互いに譲って、位について
三年になりますが、王仁という人が、訝って詠んだ歌です。
「この花」は、梅の花の事を言ってます。
東宮をたがひにゆづりて、位に即きたまはで
三年になりければ、王仁といふ人の訝り思ひて
よみたてまつりける歌なり。「この花」は
梅の花をいふなるべし
★ 仁徳天皇を、難波津にて、まだ皇子と申し上げて
いた時、皇位を継ぐかを互いに譲って、位について
三年になりますが、王仁という人が、訝って詠んだ歌です。
「この花」は、梅の花の事を言ってます。
[0回]
★ はるやとき はなやおそきと ききわかむ
うぐひすだにも なかずもあるかな
★ 春になったのに、花がまだ咲かない。
春が早く来すぎたのだろうか。
それとも花が咲くのが遅すぎたのだろうか？
鶯に尋ねて確かめてみたのだけれど
その鶯もまだ鳴かない。
藤原言直（ふじはらのことなほ）
うぐひすだにも なかずもあるかな
★ 春になったのに、花がまだ咲かない。
春が早く来すぎたのだろうか。
それとも花が咲くのが遅すぎたのだろうか？
鶯に尋ねて確かめてみたのだけれど
その鶯もまだ鳴かない。
藤原言直（ふじはらのことなほ）
[0回]
★ かすみたち きのめのはるの ゆきふれば
はななきさとも はなぞちりける
★ 霞が立ち、木々の新芽もようよう張る今日この頃
春の雪が降ると、まだ花の咲かないこの里にも
花びらが散っているように見えます
紀貫之
はななきさとも はなぞちりける
★ 霞が立ち、木々の新芽もようよう張る今日この頃
春の雪が降ると、まだ花の咲かないこの里にも
花びらが散っているように見えます
紀貫之
[0回]
★ あゆのかぜ いたくふくらし なごのあまの
つりするこぶね こぎかくるみゆ
★ 東の風がひどく吹くらしい。奈呉の海人の小舟が
高波に隠れながら漕いで行くのが見える
巻17－4917 大伴家持
東風を「こち」ともいうけれど、あゆのかぜなんて、とても
おしゃれですね。
つりするこぶね こぎかくるみゆ
★ 東の風がひどく吹くらしい。奈呉の海人の小舟が
高波に隠れながら漕いで行くのが見える
巻17－4917 大伴家持
東風を「こち」ともいうけれど、あゆのかぜなんて、とても
おしゃれですね。
[1回]