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★ いにしへの ひとにわれありや ささなみの ふるきみやこを みればかなしき
★ 古い時代の人になってしまったのであろうか・・・そうでないのに・・・近江の都が
古く荒れた姿を見ると、何とも悲しい気持ちになることだ
高市黒人 巻1-32
■ 楽浪の 国つ御神の うらさびて 荒れたる都 見れば悲しも
■ ささなみの くにつみかみの うらさびて あれたるみやこ みればかなしも
■ 大津の近江宮の 土地の神様の御心も衰えて、 荒れ果ててしまった旧都を見ると
何ともいえない悲しい気持ちになる事だ
高市黒人 巻1-33
その土地の神様・・・・・日本書紀に言う国つ神の御心が衰退してしまったら、
都としての栄える事も無くなる・・・・・古代そのように、考えられていました。
現代でも、その土地の氏神様を奉ってある神社に、その土地の栄えることを祈り、
又、家内安全や初詣や七五三参りなどに、ご挨拶に行きますよね・・・・・
もう、いくつ寝ると・・・・というのは、ちょいと早すぎるかもしれませんが、今年も残すところ、後4ヶ月
この間、「明けましておめでとうございます」と、言ったような気がする・・気のせいかしらん・・・
本当に、人生って悪い冗談・・・という気がします。
できたら、楽しい冗談であって欲しいですよね・・・
どちらにしても・・・冗談さぁ・・・
悲しみも苦しみも・・・・・楽しもう・・・・なんちゃって
「アホな母を持つ不憫な娘に、外出先から
烏賊を一ぱい冷凍庫から出しておいてとメールした。
家に帰ると烏賊がいっぱい(全部で8はい)
まな板の上に乗っかっていた。
誰が、こんなに食べるんじゃ!」
今では、楽しい思い出です。
(昨年の同時期の日記より抜粋)
★ ほととぎす いたくななきそひとりいて いのねらえぬに きけばくるしも
★ ホトトギスよ、ひどく鳴かないでください。ひとりで寝間に居て眠られずにいるときに
おまえの声を聞くと、苦しくなってしまうから・・・・ 巻8-1484
万葉の時代は、通い婚です。結婚しても、夫は妻のところを訪ねて明け方には帰ってしまう・・・・
夫婦でありながら・・・なんと切ない事でしょうか・・・・
今の時代のように、携帯電話はチェックするわ、毎日毎晩一緒にいるのも、考え物ですね・・・
このようなステキな歌が出来るのであらば・・・・
今の時代は、何でも自分の思うとおりにいかないと気がすまない。
また、思うとおりにいく場合も結構ある・・それが、果たして幸せかどうかはわかりませんよね・・・
このような切ない思いも、心を深く耕して、名歌が生まれました。