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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ おくやまの すがのはしのぎ ふるゆきの けなばおしけむ あめなふりそね

★ 奥山の すげの葉をしのいで降る雪よ、消えるには惜しい事です。雨よ、降らないでください。

                       巻3-299 大納言大友卿(だいなごんおおとものまへつきみ)

雪を楽しむ、愛でる・・・すげの葉を押し伏せて、降る雪を賛美する・・・今だったら、嫌だね~というこ

とでしょう。今より寒いでしょうに・・・・

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★ さほすぎて ならのたむけに おくぬさは いもをめかれず あいみしめとそ

★ 佐保を過ぎて、奈良山の峠に旅の無事を祈って置く御幣は、旅が長引かず愛しい人に、早く

   たえず会えるようにしてくださいとの思いです。

                                   巻3-300  長屋王(ながやのおほきみ)

新しい土地に入るたびその土地の氏神様に、祈りや御幣を捧げて、挨拶と旅の無事を祈る習慣がありました。

現代では、そのようなことが、大分適当になってしまいました。

敬う、畏怖、崇敬するなどという、日本人古来の素晴らしいこころが失われてしまいました。

人間はどこまで、傲慢になるのでしょうか??

宗教が何かも分からず、雰囲気で宗教、宗教というのは、いい加減に止めていただきたいですね

その方たちにお聞きしたいのものです。宗教って何ですか??

私よくわかりません。

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★ いほはらの きよみのさきの みほのうらの ゆたけきみつつ ものおもひもなし

★ 廬原(地名)の清美の崎と三保の崎の間の入り江のゆったりとしたおおらかな風景を眺めている

  と、心に思い悩む事も無くなるようです。

                        巻3-296  田口益人大夫(たぐちのますひとのまへつきみ)

美しい風景、優しい風景、風景にも色々有りますが、心慰められことが多いですよね。

私の夫の出身の九州の山々は、日本アルプスと違い、日本昔話風のまぁるい山々が多く、その風景

を眺めて居るだけで、こころ慰められたものです。

自然は、日本人にとって脅威以上に、心と共に共感を覚えるものですね

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★ ひるみれど あかぬたごのうら おおきみのみことかしこみ よるみつるかも

★ 昼見ると 飽きる事の無い田子の浦の風景よ。大君のご命令を畏れ慎み、急ぎの旅なので、

  夜見ることです。

                        巻3-297  田口益人大夫(たぐちのますひとのまへつきみ)

みなのもの、景色など楽しんでいる余裕はないぞ。さっさと、旅支度じゃ。なんて、大君がおっしゃっ

たのかしら・・・

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★ しほひの みつのあまの くぐつもち たまもかるらむ いざゆきてみむ

★潮の引いた御津の海、その御津で海女たちが、海草を入れる籠を持って玉藻を刈りに行ってい

 るよ。さぁ、みんなで行って見ようよ。

                                  巻3-293    角麻呂(つのまろ) 


海辺に住んで居るのだろうか?海の側で暮らす人々の生活を楽しむ様子が伝わります。

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