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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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昨日は、「万葉のこころを歌うコンサート 第8回」でした。

保土ヶ谷から徒歩12分、天王町から歩いて2分のところにある、市民ホールです。

二俣川サンハートホールか、岩間が今の所よく使っています。

毎回いらして下るお客様も増えてきました。何よりも嬉しくありがたいことです。

戸塚区に住んでいる人から、もっと交通の便のいいところでといわれます。

横浜を通るといい気分が帰りに台無しになるそうです。

戸塚区には、響きが良く駅から近いホールはありません。残念です。

でも、色々と工夫しながら、やっていきますね・・・・

万葉のこころを歌うコンサートは、1時間ちょっと・・・8時チョイ過ぎには終わります。

帰りの電車もまだまだたくさんあるし・・・・岩間市民プラザホールでしたら、横須賀線、保土ヶ谷駅

から平らな道を歩いて、13分ですよ・・・是非、いらしてくださいね。

い~い気分のまま、おうちに戻れますよ。

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歌手 藤岡宣男の驚異・・・・・その一つに、体型と顔の変容があると思う。

多分、歌手としての活動を始めてすぐぐらいの藤岡さんを知っている人と、横浜に来てからの

藤岡さんを知っている人は、同人物とは思えないほど、変化していたと思う。


たまたま、藤岡さんの楽譜や本や書類に混じって、藤岡さんの20代の写真が我が家にあった。

藤岡さんと食事も共にしたことのある夫が、その見慣れぬ男性の写真を見て動揺し(笑)、娘に

これは誰だ?と聞いたらしい・・・娘はさすがに、わかって、藤岡さんだよと言い、家庭争議には

発展しなかった。


私自身もレッスンを受けていくうちに、藤岡さんが変容していく様を見ることになった。

「僕、胸のこの部分が厚くなってきて、首からこの部分が伸びてきて、顔がウルトラマンのように

なってきたと言われる」と、レッスンの時に藤岡さんは得意げにしゃべっていた。

実際、私も藤岡さんを見ていて、そう思った。

歌う顔、歌う体に藤岡さんは変容していった。

歌うためにあらゆる努力を惜しまなかった藤岡さんに、歌の神様が味方したのだろうか・・・・

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★ あおやまの みねのしらくも あさにけに つねにみれども めづらしわがきみ

★ 青々とした山の嶺に白雲がかかり、朝も日中もいつも見ているけれど、飽きることなく

 すばらしいことです。我が君よ。

                         巻3-377     湯原王の宴席の歌

湯原王が宴席で詠んだ歌です。景色の素晴らしさに何かを例えて伝えて居る感じがしますね。

前首から読み取ると、踊りを舞っている乙女のことでしょうか??意味深です。

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★ いにしへの ふるきつつみは としふかみ いけのなぎさに みぐさおひにけり

★ 昔の古い堤はさらに年月を経て、池のなぎさには水草が生い茂っている。

                    巻3-378  山部宿禰赤人(やまべのすくねあかひと)

主である藤原不比等を失った、庭の池の様子を詠っている。あまり、荒廃したというような

感じはしない。

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★ ひさかたの 天の原より 生れ来たる 神の命 奥山の 賢木の枝に 白香つけ 

木綿とり付けて 斎瓮を 斎ひほりすゑ 竹玉を 繁に貫き垂れ 鹿猪じもの 膝折り伏し

 手弱女の おすひ取り懸け  かくだにも われは祈ひなむ 君に逢はぬかも


★ ひさかたの あまのはらより あれきたる かみのみこと おくやまの さかきのえだに 

  しらかつけ ゆふとりつけて いはひべを いはひほりすゑ たかだまを しじにぬきたれ 

  ししじもの ひざおりふし たわやめの おすひとりかけ かくだにも われはこひなむ

  きみに あはぬかも


★ 時を遠く隔てて天の原より生まれきた神々よ。山奥の榊の枝に、しらかを付け、木綿の幣を

  とり付けて、神聖なかめを、清らかに堀り供え、竹の玉をびっしりと貫き垂らし、鹿ではないが

  まるで、そのように膝を折り伏して、手弱女の習いとして、神事の上着をとり纏い、このように

  してまでも、私はお祈りいたしましょう。君に逢えないものだろうかと・・・・・


                            巻3-379  大伴坂上郎女の神を祭るの歌

  神の事を君と呼んでいる。天皇は大君・・・君主は君・・・・しかし、この場合、神の命・・・と

  あるから、大伴家の氏神さまのことを、讃えて詠んでいるものだろう。要するに、祖先の崇敬

  の歌である。まるで、恋歌のようであるけれど・・・・

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