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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ わごおおきみ あめしらさむと おもはねば おほそにみける わづかそまやま

★ わが大君が、天をお治めになるとは、思っていなかったので、いい加減に見ていた

  この伐採の山、和束山よ

                        巻3-476  大伴家持

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万葉集を、私なりに紐解いています。5年計画ですが、今の調子では間に合いそうも有りません。

ペースを上げたいと思います。

私のホームページを訪ねてくださる皆様に是非、お願いしたい事が有ります。

一日一首でも、声にだして音読していただければ、幸いです。

それだけでも、こころがすっきりします。

特に長歌は効果絶大です。

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★ あしひきの やまさへひかり さくはなの ちりぬるごとき わごおほきみかも

★ あしひきの山までも光り輝かせて咲く花が一瞬にして散ってしまったような、わが大君である事です

                               巻3-477   大伴家持

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★ かけまくも あやに畏し 我ご大君 皇子の命 もののふの 八十伴の男を 召し集へ

  率ひたまひ 朝猟りに 鹿猪踏み起こし 夕猟りに 鶉雉踏み立て 大御馬の 口抑へ止め

  御心を 見し明らめし 活道山 木立の茂に 咲く花も 移ろひにけり 世間は かくのみならし

  丈夫の 心振り起こし 剣太刀 腰に取り佩き 梓弓 ゆき取り負ひて 天地と いや遠長に

  万代に かくしもがもと 頼めりし 皇子の御門の 五月蠅なす 騒く舎人は 白たへに

  衣取り着て 常なりし 笑まひ振る舞ひ いや日異に 変はらふ見れば 悲しきろかも


★ かけまくも あやにかしこし わごおほきみ みこのみこと もののふの やそとものをを

  めしつどへ あどもひたまひ あさかりに ししふみおこし ゆふかりに とりふみたて

  おほみまの くちおさへとめ みこころを めしあきらめし いくぢやま こだちのしげに

  さくはなも うつろひにけり よのなかは かくのみならし ますらおの こころふりおこし

  つるぎたち こしにとりはき あづさゆみ ゆきとりおひて あめつちに いやとほながに

  よろづよに かくしもがもと たのめりし みこのみかどの さつきばへなす さわくとねりは

  しろたへに ころもとりきて つねなりし ゑまひふるまひ いやひけに かはらふみれば

  かなしきろかも

                             巻3-478  大伴家持

★ 口にするのも畏れ多い。我が大君、皇子の命は、氏々のたくさんの男たちを召し集め、

  従えて、朝は猟りにと、鹿や猪を踏みとらえ、夕べには鳥を踏み捕らえて、御乗馬の

  口を引いて、留めては、風景をご覧になって御心を晴れやかになさった活道山は、

  木立の茂みに咲いていた花も散ってしまい、世の中というのは、こういうものであろう。

  立派な男子が心を奮い立たせて、剣や太刀を腰につけて、梓弓や弓を入れるユギを

  背負って、天地と共にますます永久に万代までも、このようであって欲しいとお頼みした

  皇子の御殿ににぎやかに集まっていたとねりたちは、白い喪服に身を包み、いつも

  変わらなかった笑顔やしぐさが、日一日と変わっていくのを見ると、なんとも悲しい

  ことであろうか・・・・

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★ はしきかも みこのみことの ありがよひ めししいくぢの みちはあれにけり

★ 敬愛申し上げる皇子の命がいつもお通いになっておられた、活道山の道は、

  今は荒れはててしまった事です

                               巻3-479  大伴家持

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