忍者ブログ
万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
[1145]  [1146]  [1147]  [1148]  [1149]  [1150]  [1151]  [1152]  [1153]  [1154]  [1155
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

PR

★ こよひの はやくあけなば すべをなみ あきもももよを ねがひつるかも

★ 共寝の今夜が早く明けてしまうのい、なすすべもなく、秋の百夜を祈ることです

                              巻4-548    笠朝臣金村

拍手[0回]


★ おほぶねの おもひたのみし きみがいなば あれはこひなむ ただにあふまでに

★ 大船にまるがごとくに、思い頼りにしてきたあなたが去って行ったなら、わたしは恋しく

  思うだろう・・・・じかに逢うまでは・・・

                          巻4-550 ???

送別会で歌われた2首目

拍手[0回]


★ 遠妻の ここにあらねば 玉鉾の 道をた遠み 思ふしら 安けくなくに 嘆くそら 

  安からぬものを み空行く 雲にもがも 高飛ぶ 鳥にもがも 明日行きて 妹に言問ひ

  我がために 妹も事なく 妹がため 我も事なく 今も見るごと 副にてもがも


★ とほづまの ここにあらねば たまほこの みちをたどほみ おもふそら やすけなくに

  なげくそら やすからぬものを みそらゆく くもにもがも たかとぶ とりにもがも

  あすゆきて いもにことどひ あがために いももことなく いもがため われもことなく

  いまもみるごと たぐひてもがも


★ 遠くの妻はここにはいないので、玉鉾の道も遠く、妻を思う気持ちも安まらず、心も

   穏やかではない・・・・空を渡る雲にも、高く飛んでいる鳥にもなって、明日妻の所に

   行き、話しをして、私のためにも妻も何事もなく、妻のためにも私も何事もなく

  今、目の前でありありと、見て居るようにありたい・・・・

                           巻4-534  安貴王

拍手[0回]


★ しきたへの たまくらまかず あひだおきて としそへにける あはなくおもへば

★ しきたへの手枕を交わす事もなく、互いに隔たったまま年を経てしまったことです。

                       巻4-535    安貴王

前の歌の反歌です。

采女との恋愛は禁じられていました。しかし、安貴王は因幡国八上群出身の采女と

深い恋愛関係に落ちてしまいました。いつの世も、恋とはままならぬものです。

拍手[0回]


★ おうのうみの しほひのかたの かたおもひに おもひやゆかむ みちのながてを

★ 意宇の海の潮干の潟・・・の片思いに思いながら、この道を行くのであろうか・・・・・長い道のりを

   ・・・・・・

                     巻4-536 門部王(かどべのおほきみ)

一回醒めてしまった、恋人への思いが再燃し、歌を送りました。

拍手[0回]

カレンダー
08 2025/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
ブログ内検索
プロフィール
HN:
辻友子
性別:
女性
自己紹介:
万葉を歌う歌手、辻友子のブログ。くわしくはホームページを!
Copyright © 万葉歌手辻友子 All Rights Reserved.
Designed by 10p
Powered by Ninja Blog

忍者ブログ [PR]