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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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かって中南米のほとんどの地域は、スペインとポルトガルの

植民地だった。支配者達は、先住民から容赦なく略奪し、

拷問にかけ、殺害した。その怨念が500年もの間、脈々と

伝えられている事実。


南米アマゾンの熱帯林で暮らす先住民の語りの中に、

何度も出てくる「ポルトガル人」という言葉・・・・

今も尚、「部族に危害を加える侵入者たち」のことを

「ポルトガル人」と、国籍に関わらず呼んでいるそうだ。


この本は、スペインの聖職者ラス・カサスさんが、キリスト教

と文明の名のもとに祖国が行った数々の非道を告発したもの

である。

知性に優れた者が劣った者を支配するのが当然と説く「自然奴隷説」

が幅をきかせた時代に、現地での見聞をもとに、書き残された貴重な

資料である。


実は私はこの本は、まだ読んでいない。

本業の歌い手としての仕事が忙しく、

折をみて読みたいと思っている。

もし、読んだ方がいれば、その内容について

教えてほしい。


私の大好きな映画

「風と共に去りぬ」でも、当然、奴隷はいた。

黒人の家政婦が、その身分を当然のように

受け入れて、白人である大好きなスカーレット・オハラが、

当然のように、主として振舞っていた。

映画を観ている私も、何も思わず感じずに観て涙していた。

勿論、スカーレット・オハラのあの名セリフに・・・・


取分け、彼女がタラの土を握りしめ、高く掲げて言った

「私は、もう二度と飢えません・・・・・・・」

は、映像と共に焼きついている。

けれど、視点を変えてみると、映画の中で奴隷制は

しっかりと根を下ろしている。


日本人も善行ばかりしてきた訳ではないけれど、

歴史の教科書の一固有名詞として、覚えた

「奴隷制」というもの・・・その頃は、ほかに暗記する事も多く

流してしまったこの言葉を

もう一度、自分なりに、知りたいと思う。







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