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★ としつきは あらたらたに あひみれど
あがもふきみは あきたらぬかも
★年月は毎年新しくめぐって、その旅に
こうしてお逢いするのだが、私の
お慕いするあなたは、見飽きないことよ
大伴千室
巻19－4299
あがもふきみは あきたらぬかも
★年月は毎年新しくめぐって、その旅に
こうしてお逢いするのだが、私の
お慕いするあなたは、見飽きないことよ
大伴千室
巻19－4299
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★ しものうえへに あられたばしり いやましに
われはまゐこむ としのをながく
★霜の上に霰が飛び散って、数をますようにしげしげと
私は参上いたしましょう。末長く
大伴千室
巻19－4298
われはまゐこむ としのをながく
★霜の上に霰が飛び散って、数をますようにしげしげと
私は参上いたしましょう。末長く
大伴千室
巻19－4298
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★ をみなへし あきはきしのぎ さをしかの
つゆわけなかむ たかまどのそ
★おみなえしや秋萩を、踏みしだいて、鹿が
露を散らしつつ鳴くだろうよ高円の野よ
大伴家持
巻19－4297
つゆわけなかむ たかまどのそ
★おみなえしや秋萩を、踏みしだいて、鹿が
露を散らしつつ鳴くだろうよ高円の野よ
大伴家持
巻19－4297
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★ あまくもに かりそなくなる たかまどの
はぎのしたばは もみちあへむかも
★天雲の中で雁の鳴く声が聞こえる高円の
萩の下葉は美しく紅葉することができるだろうか
中臣清麻呂
巻19－4296
はぎのしたばは もみちあへむかも
★天雲の中で雁の鳴く声が聞こえる高円の
萩の下葉は美しく紅葉することができるだろうか
中臣清麻呂
巻19－4296
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★ たかまどの をばなふきこす あきかぜに
ひもときあけな ただならずとも
★高円の秋風を吹きすぎる。秋風によって、衣の
紐を解こうではないか。妻の直ならずとも
大伴池主
巻19－4295
ひもときあけな ただならずとも
★高円の秋風を吹きすぎる。秋風によって、衣の
紐を解こうではないか。妻の直ならずとも
大伴池主
巻19－4295
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