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★ 飛鳥の 明日香の河の 上つ瀬に 生ふる玉藻は 下つ瀬に 流れ触らばふ 玉藻なす
か寄りかく寄り 靡かひし 嬬の命の たたなづく 柔膚すらを 剣刀 身に副へ寐ねば
ぬばたまの 夜床も荒るらむ そこ故に 慰めかねて けだしくも 逢ふやと思ひて
玉垂の 越智の大野の 朝露に 玉裳はひづち 夕霧に 衣は沾れて 草枕 旅宿かもする
逢はぬ君ゆゑ
★ とぶとりの あすかのかわの かみつせに おふるたまもは しもつせに ながれふらばふ
たまもなす かよりかくより なびかひし つまのみことの たたなづく にきはだすらを
つるぎたち みにそへねねば ぬばたまの よどこもあるらむ そこゆえに なぐさめかねて
けだしくも あふやとおもひて たまだれの おちのおおのの あさつゆに たまもはひづち
ゆふぎりに ころもはぬれて くさまくら たびねかもする あはぬきみゆゑ
★ 飛ぶ鳥の明日香川の川上に、生えている美しい藻は川下に流れて、触れ合う・・・・・
その美しい藻のように様々に寄り添い靡きあった夫であるあなたは、
重ねあった柔らかな肌でさえ、剣や太刀のように、身にそえて寝ていないので、漆黒の
闇の夜は、寝床も荒れていることでしょう・・・そう思うと、私の心は慰めかねて、
きっとお会いできるだろうと思って、玉を垂らす糸の緒の越智の大野の、朝の露に
美しい裳裾は濡れて、草を枕の旅のやどりをすることです・・・・
もう生きては逢えないあなたゆゑに・・・・
巻2-194 柿本人麻呂
柿本人麻呂が、川島皇子薨時(お亡くなりになられた)に、川島妃である泊瀬部皇女
(はつせべのひめみこ)に奉る忍坂部皇子(おさかべのみこ)の歌を、
人麻呂が代作したもの・・と、言われています。和歌の主体は川島妃です。
ややこしぃ~
か寄りかく寄り 靡かひし 嬬の命の たたなづく 柔膚すらを 剣刀 身に副へ寐ねば
ぬばたまの 夜床も荒るらむ そこ故に 慰めかねて けだしくも 逢ふやと思ひて
玉垂の 越智の大野の 朝露に 玉裳はひづち 夕霧に 衣は沾れて 草枕 旅宿かもする
逢はぬ君ゆゑ
★ とぶとりの あすかのかわの かみつせに おふるたまもは しもつせに ながれふらばふ
たまもなす かよりかくより なびかひし つまのみことの たたなづく にきはだすらを
つるぎたち みにそへねねば ぬばたまの よどこもあるらむ そこゆえに なぐさめかねて
けだしくも あふやとおもひて たまだれの おちのおおのの あさつゆに たまもはひづち
ゆふぎりに ころもはぬれて くさまくら たびねかもする あはぬきみゆゑ
★ 飛ぶ鳥の明日香川の川上に、生えている美しい藻は川下に流れて、触れ合う・・・・・
その美しい藻のように様々に寄り添い靡きあった夫であるあなたは、
重ねあった柔らかな肌でさえ、剣や太刀のように、身にそえて寝ていないので、漆黒の
闇の夜は、寝床も荒れていることでしょう・・・そう思うと、私の心は慰めかねて、
きっとお会いできるだろうと思って、玉を垂らす糸の緒の越智の大野の、朝の露に
美しい裳裾は濡れて、草を枕の旅のやどりをすることです・・・・
もう生きては逢えないあなたゆゑに・・・・
巻2-194 柿本人麻呂
柿本人麻呂が、川島皇子薨時(お亡くなりになられた)に、川島妃である泊瀬部皇女
(はつせべのひめみこ)に奉る忍坂部皇子(おさかべのみこ)の歌を、
人麻呂が代作したもの・・と、言われています。和歌の主体は川島妃です。
ややこしぃ~