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★ 鞆の浦のむろの木をこれから見るたびに、共に見た妻のことを忘れることはないでしょう。
巻3-447 大伴旅人
60歳を越えて、大宰府に赴任させられた、大伴旅人・・・若い妻を伴って行ったが、まもなく
死に別れ、京に戻れる事もあるまいと思っていたであろう・・・しかし、京に戻る日が来た。
この前句からの5句は、京に戻るまでの道中で詠まれた歌である。
我妹子が 見し鞆の浦の むろの木は 常世にあれど 見し人そなき
お友やん (2010年7月14日 23:45) | コメント(0) | トラックバック(0)
★ わぎもこが みしとものうらの むろのきは とこよにあれど みしひとぞなき
★ 私の妻が見た、鞆の浦のむろの木は、不変なままですが、それを見る妻はもういません。
巻3-446 大伴旅人
京に戻る時に旅人作った歌ですが、若い妻を大宰府で亡くし、心に傷を負ったまま京に帰っていった
時の歌です。