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★ あしひきの 八峰の上へ
栂の木に いや次々に
松が根の 絶ゆることなく
あをによし 奈良の都に
万代に 国知らさむと
やすみしし わご大君の
神ながら 思ほしめして
豊の宴 見す今日の日は
物部の 八十伴の緒を
島山に 明かる橘
う華に刺し 紐解き放けて
千年寿き 寿きともよし
ゑらゑらに 仕へ奉るを
見るが貴さ
★あしひきの やつをのうえへ
つがのきの たゆることなく
よろづよに くにしらさむと
やすみしい わごおおきみの
とよのうたげ みすけふのひは
もののべの やそとものをの
しまやまに あかるたちばな
うずにさし ひもときさけて
ちとせほぎ ほきともよし
ゑらゑらに つかへまつるを
みるがとうとさ
★あしひきの峰々に生える栂のきのように
益々次々と松の根のように絶えることなく
青丹は美しい奈良も都のように、万年の
後まで国土を氏は市なさろうと、
八方を従えるわが天皇は、神たるままに
うたげを賜る今日の日は、たくさんの
官人たちが、庭園に輝く橘の実を
髪飾りとし、衣服をくつろげて
千年の寿を祝い、賑やかに祝い
笑いあってお仕えする。
それを見るとなんと貴いことよ
大伴家持
巻19-4265
栂の木に いや次々に
松が根の 絶ゆることなく
あをによし 奈良の都に
万代に 国知らさむと
やすみしし わご大君の
神ながら 思ほしめして
豊の宴 見す今日の日は
物部の 八十伴の緒を
島山に 明かる橘
う華に刺し 紐解き放けて
千年寿き 寿きともよし
ゑらゑらに 仕へ奉るを
見るが貴さ
★あしひきの やつをのうえへ
つがのきの たゆることなく
よろづよに くにしらさむと
やすみしい わごおおきみの
とよのうたげ みすけふのひは
もののべの やそとものをの
しまやまに あかるたちばな
うずにさし ひもときさけて
ちとせほぎ ほきともよし
ゑらゑらに つかへまつるを
みるがとうとさ
★あしひきの峰々に生える栂のきのように
益々次々と松の根のように絶えることなく
青丹は美しい奈良も都のように、万年の
後まで国土を氏は市なさろうと、
八方を従えるわが天皇は、神たるままに
うたげを賜る今日の日は、たくさんの
官人たちが、庭園に輝く橘の実を
髪飾りとし、衣服をくつろげて
千年の寿を祝い、賑やかに祝い
笑いあってお仕えする。
それを見るとなんと貴いことよ
大伴家持
巻19-4265