×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
PR
★天地の 神は無かれや 美しき
わが妻離る 光る神 鳴はた少女
携はり 共にあらむと 思ひしに
情違ひむ 言はむすべ 為むすべ知らに
木綿襷 肩に取り掛け 和文幣を
手に取り持ちて な離そと われは祈れど
枕着て寝し 妹が手本は 雲にたなびく
★あめつちに かみはなかれや うつくしき
わがつまさかる ひかるかみ なるはたをとめ
たずさはり ともにあらむと おもひしに
こころちがひむ いはむすべなく なむすべしらに
もめんたすき かたにとりかけ しづぬさを
てにとりもちて なさけそと われはいのれど
まくらきてねし いもがたもとは くもにたなびき
★天地の神がいないからか、私の愛しい妻は遠くに去ってしまった。
稲妻がの光る神が鳴りはためく少女よ。手を取り合っていっしょに
居ようと思った気持ちは違ってしまった。どう言いあらわし、どうすればよいか
その方法も知らずに、木綿の襷を肩から結び 倭文布幣を、手に持って行って
しまわないでくれと、祈るのだが、枕として寝た妻の手本の袖は雲となって
たなびくことよ
巻19-4236
わが妻離る 光る神 鳴はた少女
携はり 共にあらむと 思ひしに
情違ひむ 言はむすべ 為むすべ知らに
木綿襷 肩に取り掛け 和文幣を
手に取り持ちて な離そと われは祈れど
枕着て寝し 妹が手本は 雲にたなびく
★あめつちに かみはなかれや うつくしき
わがつまさかる ひかるかみ なるはたをとめ
たずさはり ともにあらむと おもひしに
こころちがひむ いはむすべなく なむすべしらに
もめんたすき かたにとりかけ しづぬさを
てにとりもちて なさけそと われはいのれど
まくらきてねし いもがたもとは くもにたなびき
★天地の神がいないからか、私の愛しい妻は遠くに去ってしまった。
稲妻がの光る神が鳴りはためく少女よ。手を取り合っていっしょに
居ようと思った気持ちは違ってしまった。どう言いあらわし、どうすればよいか
その方法も知らずに、木綿の襷を肩から結び 倭文布幣を、手に持って行って
しまわないでくれと、祈るのだが、枕として寝た妻の手本の袖は雲となって
たなびくことよ
巻19-4236