★ なでしこの そのはなにもが あさなさな てにとりもちて こひぬひなけむ
★ あなたには、あの撫子の花のようであって欲しい・・・朝な朝な、手に取り持って、恋慕わぬ日は
ないであろう。
巻3-408 大伴宿禰家持
大伴家持が、大伴坂上郎女の長女に、送った歌です。
家持は撫子の花が好きだったようです。
遠い縁戚関係のお付き合いが、大半だったのでしょうか・・・この時代は・・・
また、その母にも恋の歌を贈り、その娘にも贈る・・・・恋と言うものは
この時代は、思いは同じであっても、社会的意味が違っていたのでしょうか・・・
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