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★しなてる 片足羽川の さ丹塗りの 大橋の上ゆ
紅の 赤裳裾引き 山藍もち 摺れる衣着て
ただ独り い渡らす子は 若草の 夫かあるらむ
橿の実の 独りか寝らむ 問はまくの 欲しき我妹が
家の知らなく
★しなてる かたしはがはの さにぬりの おおはしのうへゆ
くれなゐの あかもすそひき やまあゐもち すれるきぬきて
ただひとり いわたらすこは わかくさの つまかあるらむ
かしのみの ひとりかぬらむ とはまくの ほしきわぎもが
いへのしらなく
★ 段々と陽が照ってきた片足羽川の、丹(紅)塗りの大橋を
通って、紅色の裳裾を引きずりながら、山藍で染めた衣を着て
ただ独りで、渡っている娘は、若草のような夫がいるのだろうか?
それとも、カシの実のように、独りで眠っているのだろうか・・・
言問いしたいあの娘子の家を 知らないのです。
巻9-1742 高橋虫麻呂
不思議な風景が浮かぶ歌です。幻想的な雰囲気ですね・・・・
紅の 赤裳裾引き 山藍もち 摺れる衣着て
ただ独り い渡らす子は 若草の 夫かあるらむ
橿の実の 独りか寝らむ 問はまくの 欲しき我妹が
家の知らなく
★しなてる かたしはがはの さにぬりの おおはしのうへゆ
くれなゐの あかもすそひき やまあゐもち すれるきぬきて
ただひとり いわたらすこは わかくさの つまかあるらむ
かしのみの ひとりかぬらむ とはまくの ほしきわぎもが
いへのしらなく
★ 段々と陽が照ってきた片足羽川の、丹(紅)塗りの大橋を
通って、紅色の裳裾を引きずりながら、山藍で染めた衣を着て
ただ独りで、渡っている娘は、若草のような夫がいるのだろうか?
それとも、カシの実のように、独りで眠っているのだろうか・・・
言問いしたいあの娘子の家を 知らないのです。
巻9-1742 高橋虫麻呂
不思議な風景が浮かぶ歌です。幻想的な雰囲気ですね・・・・