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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ めづらしき きみがいへなる はだすすき

    ほにいづるあきの  すぐらくおしも


★ 心引かれるすばらしい、なたの家の花薄よ

   その穂に表れる秋が過ぎていくのが惜しい事です。

     巻8-1601    内舎人石川朝臣広成


  前2首共に、同じ詠み手。

  花薄の記載は、万葉集ではこれのみである。

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★ つまこひに かなくやまへの あきはぎは

    つゆしもさむみ さかりすぎゆく


★妻を慕って、牡鹿が鳴く山辺に咲く秋萩は

  露霜が寒々として、もう盛りが過ぎていくのでしょう。

      巻8-1600    内舎人石川朝臣広成

             (うどねりいしかはのあそみひろなり)

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日本は、近代西洋を(ヨーロッパとアメリカ)を「進歩」の

文明と信じてその文物移入に努めて来ましたけれど、

ほかならぬこの西洋は、18,19世紀の前後300年間ほどに

途方も無い数の黒人奴隷を両大陸間で売り買いした文明でも

ありました。その間、アフリカから拉致売買された黒人の総数は

1500万人に上るであろう、と言うのが、現在、最も権威ある

西洋側の専門家達の定説になっています。

20世紀の初めに至るまで、全欧米の諸国家は「人道的・・・

文明的・・・全能の神の御名により」を謳い文句に、実際は

奴隷制度の黙認に過ぎない合同規約ー南ア連邦のアパルトヘイト

に至っては、事実上の廃止まで、実に1993年まで待つ必要が

あったのです。

「アパルトヘイト」とは、「アフリカ収奪の最暴力的、最長的形態」

といわれた、黒人への徹底差別政策の事です。ポルトガル人・

新教徒系フランス人・他のヨーロッパ人によって、20世紀後半に

至るまで繰り返し法令化され、それによると、土地の92パーセント

余りは白人のもの、そのわずか残余が黒人のものに過ぎないとされ

黒人は都市区域から完全追放、また、人口増加を恐れて、白人との

性的関係まで、禁止されるというような、非人間的扱いでした。

この悪夢のようなアパルトヘイト法が、廃止と決まったのは、

ようやく、1990年(平成2年)のことです。そして、その事実上の

廃止まで、さらに3年間待たねばなりませんでした。

       -祈りの御歌より抜粋ー

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アンゴラの首都(ルアンダ)にしても、20世紀初め

-1904年ーに至っても、まだ次のような信じられない

光景が展開していたのです。


「目の前の平原の木には、そこにぶらさがった手かせ足かせ

 に黒人奴隷たちが、一面にくくりつけられている。次の人間貨物

 を船積みして帰ってくるときに、まだ、こいつらを使えるだろうとの

  奴隷商人たちの魂胆である・・・・・」

ある西洋人のジャーナリストにリポートされた、この地獄絵は、

さすがに先進諸国にスキャンダルを巻き起こしたと言われますが、

驚くのはまだ、早すぎます。

ここでの、奴隷制は第一次世界大戦後まで、廃止される事は

なかったのですから。現在、アンゴラ共和国と呼ばれるこの国

そのものが、このような苛酷な収穫によって、ただの「飢えの国」

と呼ばれるまでに崩壊してしまっっていたのです。

第2次世界大戦後、ヨーロッパを宗主国とするアフリカ諸国は

共和国として一応、独立はしたものの、その後もなお、豊富な

天然資源を求める諸大国の利害と結びついて、明日なき紛争の

拡大に苦しみ続けています。

          -祈りの御歌より抜粋ー

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★ まどあけつつ ききゐるにゅーす なんアなる

    あぱるとへいとほう はいされしとぞ

              美智子皇后陛下


アフリカにおいては、何千年間というものの、賢者によって

知恵が語り継がれてきました。また、賢者のみが

真に語る力というものをそなえているとされてきております

アンゴラにおいても、口伝は、記述聖典と同格の厳しさを保ち

ことば(パロル)は神聖とされてきました。

ブラック・アメリカでは、実用文字がシステム化されなかったために

かえって、パロル文化、すなわち「豊饒の聖言」を大切にしてきた

とも言えるでしょう。


日本の和歌も、それが文字によって書き留められる以前、上古の昔に

すでに音によって歌われ、文字が出来てからも歌われ続けてきました。

宮中での歌会始は、その生ける伝統の素晴らしい継承をあらわして

いるのです。

ヤマト民族ー古代日本民族の名ーの古い古い感情が、いまなお

そのなかに息づいていると感じるようになりました。

                   -祈りの御歌より抜粋ー

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