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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ あまのはら ふりさけみれば つききよみ

   あきのよいたく ふけにけるかな


★ 夜空を仰ぎ見ると、月がさやかに照っていて

  秋の夜は、すっかり更けてしまった。

    源実朝    秋の歌

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★ あけくれの あさぎりごもり なきてゆく

    かりはあがこひ いもにつげこそ

★ 夜明け前の、朝霧にすっぽり包まれて

   鳴いて行く雁世・・・私の恋の苦しさを

   愛しいあの人に伝えておくれ

    巻10-2129  雁を詠める

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★ あきかぜに やまとへこゆる かりがねは

    いやとほざかる くもがくりしつつ

★ 秋風の吹く中を、大和に向かって山を越えて行く

  雁たちは、どんどんと遠ざかって行く・・・雲に隠れながら・・

     巻10-2128  雁を詠める

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「万葉のこころを歌う」シリーズも、第26回目を迎えます。

26回までの間には様々な事がありました。

これからも、様々な事があるのでしょう。

この活動を続けていけることに感謝して、

気持ちを引き締めて、頑張ります。


さて、今回、「万葉のこころを歌う  第26回」のテーマは・・・


「万葉の秋・・・そして、恋」

です。

万葉集で、秋・風・恋と言えば

もうこの歌でしょう。


★、 君待つと 我が恋ひ居れば 

      我が宿の 簾動かし 秋の風吹く

★ きみまつと わがこひをれば 

      わがやどの すだれうごかし あきのかぜふく


                  額田王(ぬかたのおほきみ)


 才人で、美人で、そして、謎が多い・・・モテる女性の

三大要素の全てを持つこのかたの、恋する相手は、

近江天皇(天智天皇)です。

他に、天武天皇と、二人の巨星から愛された、女性です。

しかし、天智天皇の後宮だったせいなのかどうか、解りませんが、

天智天皇は、あまり彼女の元を訪れなかったらしい・・・

その時に、彼女が詠んだといわれる歌がこれ・・・


★  大君を待って、恋慕わしく思っていると、さやさやと

  秋の風が吹いて、「あっ・・・大君かもしれない・・」と、

  思ってしまう。けれど、、ただ、秋の風がさやさやと

  音をたてて、吹いて行くだけだった・・

恋人を待つ女心のが、滲み出ています。

勿論、今回のコンサートで真っ先に取り上げます。

10月19日(土)のコンサートでは、

額田王の和歌はもう一首・・・長歌に、初挑戦!!

解説は、次回に・・・




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★ くれかかる ゆうべのそらを ながむれば

     こだかきやまに あきかぜぞふく


★ 暮れ始めた、夕方の空を眺めると


  木々が高くそびえたっている山に

  秋の風が吹いている。

  源実朝   山家の晩望といふことを

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