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★ たまくしげ はこねのみうみ けけれあれや
ふたくにかけて なかにたゆたふ
★ 箱根の海は、心があるのだろうか・・・
相模と駿河の二つの国にまたがって
その間でたゆたうように水を湛えている。
源実朝
けけれ→東国の方言→こころ
ふたくにかけて なかにたゆたふ
★ 箱根の海は、心があるのだろうか・・・
相模と駿河の二つの国にまたがって
その間でたゆたうように水を湛えている。
源実朝
けけれ→東国の方言→こころ
[3回]
★ さわさわと あきのかざおと ながれゆき
わがこころにも かぜのたつなり
富士乃紫雲
わがこころにも かぜのたつなり
富士乃紫雲
[2回]
★ たびをゆきし あとのやどもり
おのおのに わたくしあれや けさはまだこぬ
★ 私が、旅をしてきたあとの、留守番の者たちは
それぞれに私事があるのだろうか、けさは
まだ、やって来ない。
源実朝
おのおのに わたくしあれや けさはまだこぬ
★ 私が、旅をしてきたあとの、留守番の者たちは
それぞれに私事があるのだろうか、けさは
まだ、やって来ない。
源実朝
[0回]
★ くさまくら たびにものもひ
わがきけば ゆふかたまけて なくかはづかも
★ 草を枕の旅に物を思いつつ聞いていると、夕べの訪れを
待っているかのように鳴くかわづよ。
巻10－2162 河蝦を詠める
わがきけば ゆふかたまけて なくかはづかも
★ 草を枕の旅に物を思いつつ聞いていると、夕べの訪れを
待っているかのように鳴くかわづよ。
巻10－2162 河蝦を詠める
[0回]
★ かむなびの やましたとよみ ゆくみずに
かはづなくなり あきといはむとや
★ 神の降臨する山の麓を流れてゆく
川に、蛙が鳴くようだ。秋といおうとしてか。
巻10－2162 かはづを詠める
かはづなくなり あきといはむとや
★ 神の降臨する山の麓を流れてゆく
川に、蛙が鳴くようだ。秋といおうとしてか。
巻10－2162 かはづを詠める
[0回]