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★ つゆしもの さむきゆふへの あきかぜに
もみちにかりも つまなしのきは
★ 露霜が寒々と置いた夕方の秋風で、
黄葉が散ってしまった・・・妻梨の木の
巻10－2189
もみちにかりも つまなしのきは
★ 露霜が寒々と置いた夕方の秋風で、
黄葉が散ってしまった・・・妻梨の木の
巻10－2189
[0回]
★ もみぢばの にほひはしげし しかれども
つまなしのきを たおりてかざさむ
★ 黄葉は色とりどりにあるけれども、妻のいない
私は妻梨の枝を手折って挿頭（かざし）にしよう
巻10－2188
つまなしのきを たおりてかざさむ
★ 黄葉は色とりどりにあるけれども、妻のいない
私は妻梨の枝を手折って挿頭（かざし）にしよう
巻10－2188
[0回]
★ いもがそで まききのやまの あさつゆに
にほふもみぢの ちらまくをしも
★ 妻の袖を枕とすると言う巻来の山の
朝露に色づいた黄葉が散るのが惜しいことです
巻10－2187
にほふもみぢの ちらまくをしも
★ 妻の袖を枕とすると言う巻来の山の
朝露に色づいた黄葉が散るのが惜しいことです
巻10－2187
[0回]
★ あきされば おくしらつゆに
わがかどの あさぢがうちば いろづきにけり
★ 秋が来ると、降り置いた白露にで、チガヤの葉の
先端がすっかり、色づくことです。
巻10－2186
わがかどの あさぢがうちば いろづきにけり
★ 秋が来ると、降り置いた白露にで、チガヤの葉の
先端がすっかり、色づくことです。
巻10－2186
[0回]
★ わたつうみの なかにむかひて
いづるゆの いづのおやまと むべもいひけり
★ 海に向かって沸き出でている湯なので、伊豆のお山と
いうのだなあ。
源実朝 走り湯参詣の時
「伊豆」と「出づ」を懸けている。万葉の表現には、頻繁に
使われていた。
いづるゆの いづのおやまと むべもいひけり
★ 海に向かって沸き出でている湯なので、伊豆のお山と
いうのだなあ。
源実朝 走り湯参詣の時
「伊豆」と「出づ」を懸けている。万葉の表現には、頻繁に
使われていた。
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