忍者ブログ
万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
[820]  [821]  [822]  [823]  [824]  [825]  [826]  [827]  [828]  [829]  [830
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

PR
★ あわゆきは ちへにふりしけ

     こひしくの けながきわれは  みつつしのはむ


★ あわ雪は 幾重にも降りしきれ・・・恋した日々を

   長く重ねた私は、それを見ながら、あなたを

   偲ぼう。

     巻10-2334     柿本人麻呂歌集

拍手[0回]

★ ふるゆきの そらにけぬべく  こふれども

    あふよしなしに つきそへにける


★ 降る雪が空で消えてしまうように

  わが身も消えてしまいそうに

  恋い慕っているのだけれど、

  逢う手立てもなく月日ばかり経ってしまう。

    巻10-2333    柿本人麻呂歌集

拍手[0回]

万葉の時代も・・・と、言うより、

いまよりずっと寒かったであろう。

それは、詠まれた歌の数を見れば解る。


秋の雑歌と秋の相聞は、1996首から、2311首は

315首

冬の雑歌と冬の相聞歌は、2312首から2350首

38首

一桁、詠まれた歌の数が違う・・・

暖をとるのが精一杯で、歌を詠むには

寒すぎたであろう・・・

次は、冬の相聞歌である

拍手[1回]

★ さよふけて いでこむつきを

    たかやまの みねのしらくも かくすらむかも


★ 夜が更けると出てくるだろう月を、高い山の峰の白雲が

  隠しているのだろうな。

       巻10-2332   月を詠める

拍手[0回]

★ やたののの あさぢいろづく あらちやま

     みねのあわゆき さむくふるらし


★ 八田の野の 浅茅が色づいた。愛発山は峰のぼたん雪が

   寒く降っているらしい。

       巻10-2331     黄葉を詠める

拍手[0回]

カレンダー
07 2025/08 09
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
ブログ内検索
プロフィール
HN:
辻友子
性別:
女性
自己紹介:
万葉を歌う歌手、辻友子のブログ。くわしくはホームページを!
Copyright © 万葉歌手辻友子 All Rights Reserved.
Designed by 10p
Powered by Ninja Blog

忍者ブログ [PR]