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★ つれもなく かれにしものと ひとはいへど
あはぬひまねみ おもひそわがする
★ そしらぬふりで去っていったと人おっしゃいますが、
長くお逢いしないので、私は物思いに 沈んでいます
大伴家持
巻19－4198
あはぬひまねみ おもひそわがする
★ そしらぬふりで去っていったと人おっしゃいますが、
長くお逢いしないので、私は物思いに 沈んでいます
大伴家持
巻19－4198
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★ いもににる くさとみしより わがしめし
のへのやまぶき たれかたおりする
★あなたに似た草だと見てから、私がしるしをつけて
大切にしてきた。野辺の山吹は誰が手折ったでしょう
大伴家持
巻19－4197
のへのやまぶき たれかたおりする
★あなたに似た草だと見てから、私がしるしをつけて
大切にしてきた。野辺の山吹は誰が手折ったでしょう
大伴家持
巻19－4197
[0回]
★ つきたちし ひとりまねきつつ うちじのひ
まてどきなきぬ ほととぎすかも
★ 四月になった日からさし招きつつ慕い待っているのに、
来て鳴かないほととぎすよ
大伴家持
巻19－4196
まてどきなきぬ ほととぎすかも
★ 四月になった日からさし招きつつ慕い待っているのに、
来て鳴かないほととぎすよ
大伴家持
巻19－4196
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★ わがここだ しのはくしらに ほととぎす
いづへのやまか なきかこゆらむ
★ 私がこんなに慕っているのも知らず、ほととぎすは
どちらの山の方を鳴き越えているだろう
大伴家持
巻19－4195
いづへのやまか なきかこゆらむ
★ 私がこんなに慕っているのも知らず、ほととぎすは
どちらの山の方を鳴き越えているだろう
大伴家持
巻19－4195
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★ ほととぎす なきわたりぬと つぐれども
われききつがず はなはすぎつつ
★ ほととぎすが鳴きかけっていると人は
いうのだが、私はしばらく聞いていない。
藤の花はどんどんと盛りを過ぎているのに
大伴家持
巻19ー4194
われききつがず はなはすぎつつ
★ ほととぎすが鳴きかけっていると人は
いうのだが、私はしばらく聞いていない。
藤の花はどんどんと盛りを過ぎているのに
大伴家持
巻19ー4194
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