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★ いへにゆきて なにをかたらむ あしひきの
やまほととぎす ひとこえもきけ
★ 家に帰って何を土産話をしよう。あしひきの
山のほととぎすよ。一声なりとも鳴け
久米広縄
巻19－4203
やまほととぎす ひとこえもきけ
★ 家に帰って何を土産話をしよう。あしひきの
山のほととぎすよ。一声なりとも鳴け
久米広縄
巻19－4203
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★ ふじなみを かりほにつくる うらみする
ひととはしらに あまとかみらん
★藤波を仮のやどりとして浦めぐりをする人とは
知らないで、われわれを漁師と見ましょうか
久米継麻呂
巻19-4202
ひととはしらに あまとかみらん
★藤波を仮のやどりとして浦めぐりをする人とは
知らないで、われわれを漁師と見ましょうか
久米継麻呂
巻19-4202
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★ いささかに おもひてこしを たこのうらに
さけるふじみて ひとよへぬべし
★それ程のこともないと思ってきたのに。
多祜の浦に咲いている藤を見て一夜を明かすべきだ
久米広縄
巻19－4201
さけるふじみて ひとよへぬべし
★それ程のこともないと思ってきたのに。
多祜の浦に咲いている藤を見て一夜を明かすべきだ
久米広縄
巻19－4201
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★たこのうらの そこさへにほふ ふじなみを
かざしてゆかむ みぬひとのため
★多祜の浦の底まで美しく輝く藤波を、髪に挿して行こう。
この景色を見ない人の為
内蔵縄麻呂
巻19－4200
かざしてゆかむ みぬひとのため
★多祜の浦の底まで美しく輝く藤波を、髪に挿して行こう。
この景色を見ない人の為
内蔵縄麻呂
巻19－4200
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★ ふじなみの かげなすうみの そこきよみ
しづくしをも たまとそわがみる
★藤波が影を映す海の底が清らかなので、沈んでいる石をも
私は珠と見ることだ
大伴家持
巻19－4199
しづくしをも たまとそわがみる
★藤波が影を映す海の底が清らかなので、沈んでいる石をも
私は珠と見ることだ
大伴家持
巻19－4199
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