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★ けならべば ひとしりぬべし
けふのひは ちとせのごとも ありこせぬかも
★ 日が経てば、人が知ってしまうに違いない。今日の
日は千年の如く長くあってくれないかなあ
巻11－2387 柿本人麻呂歌集
けふのひは ちとせのごとも ありこせぬかも
★ 日が経てば、人が知ってしまうに違いない。今日の
日は千年の如く長くあってくれないかなあ
巻11－2387 柿本人麻呂歌集
[0回]
★ いはほすら ゆきとおるべき ますらをも
こひといふことに のちにくいにけり
★ 大きな岩でさえ踏み分けて通るはずの、勇士も
恋ということに、後に悔いたことです。
巻11－2386 柿本人麻呂歌集
こひといふことに のちにくいにけり
★ 大きな岩でさえ踏み分けて通るはずの、勇士も
恋ということに、後に悔いたことです。
巻11－2386 柿本人麻呂歌集
[0回]
★あらたまの いつとせなれど
わがこふる あとなきこひの やまなくもあやし
★ あらたまの年が五年経ったけれど、私の恋、
この何も残らない恋は止みもせず不思議なことです。
巻11-2385 柿本人麻呂歌集
あらたま→枕詞→年毎に新しくなる魂
わがこふる あとなきこひの やまなくもあやし
★ あらたまの年が五年経ったけれど、私の恋、
この何も残らない恋は止みもせず不思議なことです。
巻11-2385 柿本人麻呂歌集
あらたま→枕詞→年毎に新しくなる魂
[0回]
２階の窓から、外を見ていた。
名前はわからないが、
黒い羽に白い模様の鳥が
雨戸のすき間にせっせと小枝などを
運んで簾を作っている。
庭では、鶯の鳴き声が
絶え間なく聞こえてくる。
鶯だけではない。名前も知らない鳥たちが
美しい鳴き声を響かせている。
穏やかな春の一日である。
名前はわからないが、
黒い羽に白い模様の鳥が
雨戸のすき間にせっせと小枝などを
運んで簾を作っている。
庭では、鶯の鳴き声が
絶え間なく聞こえてくる。
鶯だけではない。名前も知らない鳥たちが
美しい鳴き声を響かせている。
穏やかな春の一日である。
[1回]
★ わがせこは さきくいますと かえりきて
われにつげこむ ひともこぬかも
★ わが背の君は無事でおいでになると、帰って来て私に、知らせる人も
やってこないものです。
巻11－2384 柿本人麻呂歌集
われにつげこむ ひともこぬかも
★ わが背の君は無事でおいでになると、帰って来て私に、知らせる人も
やってこないものです。
巻11－2384 柿本人麻呂歌集
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