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★ こひしなば こひもしねとか
わぎもこが わがへのかどを すぎていくらむ
★ 恋に死ぬなら恋して苦しんで死ねと、あの子は
我が家の門を通り過ぎてゆくのだろう。
巻11－2401 柿本人麻呂歌集
わぎもこが わがへのかどを すぎていくらむ
★ 恋に死ぬなら恋して苦しんで死ねと、あの子は
我が家の門を通り過ぎてゆくのだろう。
巻11－2401 柿本人麻呂歌集
[1回]
★ いでいかに ここだはなはだ とこごころの
うせむなまでに おもふこいゆゑ
★ さあどうなるのだろう。こんなにひどく確かな
心が失われてしまうまでに思うのか。恋のせいなのだろうか。
巻11－2400 柿本人麻呂歌集
利心→正気・しっかりとした確かな心
うせむなまでに おもふこいゆゑ
★ さあどうなるのだろう。こんなにひどく確かな
心が失われてしまうまでに思うのか。恋のせいなのだろうか。
巻11－2400 柿本人麻呂歌集
利心→正気・しっかりとした確かな心
[0回]
★ あからひく はだにはふれず いぬるとも
こころをけしく わがおもはなくに
★ ほんのり紅い初々しい肌にはふれず寝ていようとも
私は異心を持っていないことです。
巻11－2399 柿本人麻呂歌集
こころをけしく わがおもはなくに
★ ほんのり紅い初々しい肌にはふれず寝ていようとも
私は異心を持っていないことです。
巻11－2399 柿本人麻呂歌集
[0回]
★ としきはる よまでとさだめ
たのみたる きみによりてし ことのしげけく
★ わが代がきわまる時までと定めて、頼みに思っているあなたによってこそ、
世間の噂がうるさいことです。
巻11－2398 柿本人麻呂歌集
としきはる→枕詞
たのみたる きみによりてし ことのしげけく
★ わが代がきわまる時までと定めて、頼みに思っているあなたによってこそ、
世間の噂がうるさいことです。
巻11－2398 柿本人麻呂歌集
としきはる→枕詞
[0回]
★ しましくも こほしみ
わぎもこは ひにけにくれば ことのしげけく
★ 少しの間も逢わないで居ると淋しいので
吾妹子のところに、毎日のように訪れていると
人の噂のうるさいことです
巻11－2397 柿本人麻呂歌集
わぎもこは ひにけにくれば ことのしげけく
★ 少しの間も逢わないで居ると淋しいので
吾妹子のところに、毎日のように訪れていると
人の噂のうるさいことです
巻11－2397 柿本人麻呂歌集
[0回]