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★ のへみれば なでしこのはな さきにけり
わがまつあきは ちかづくらしも
★ 野辺を見ると 撫子の花がすっかり咲いたことです。
私が待つ秋は近づいているらしい。
巻10－1972
わがまつあきは ちかづくらしも
★ 野辺を見ると 撫子の花がすっかり咲いたことです。
私が待つ秋は近づいているらしい。
巻10－1972
[0回]
★ あままあけて くにみもせむを
ふるさとの はなたちばなは ちりにけむかも
★ 雨が晴れて、土地の様子も見ようと思うのに
故郷の花橘はすっかり散ってしまったでしょうか
巻10－1971
ふるさとの はなたちばなは ちりにけむかも
★ 雨が晴れて、土地の様子も見ようと思うのに
故郷の花橘はすっかり散ってしまったでしょうか
巻10－1971
[0回]
★ みわたせば むかひののへの なでしこの
ちらまくをしも あめなふりそね
★ 見渡すと 真向かいの野辺の撫子の散るのが
惜しいことです。雨よ、降らないで下さい。
巻10－1970
撫子は、夏というより、初秋
ちらまくをしも あめなふりそね
★ 見渡すと 真向かいの野辺の撫子の散るのが
惜しいことです。雨よ、降らないで下さい。
巻10－1970
撫子は、夏というより、初秋
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★ わがやどの はなたちばなは ちりにけり
くやしきときに あへるきみかも
★ わが家の庭の花橘はすっかり散ってしまった。
残念なときに逢ったあなたであることです。
巻10－1969
くやしきときに あへるきみかも
★ わが家の庭の花橘はすっかり散ってしまった。
残念なときに逢ったあなたであることです。
巻10－1969
[0回]
★ ほととぎす きなきとよもす
たちばなの はなちるにわを みむひとやたれ
★霍公鳥がやって来ては、鳴き声をあたりに響かせている。
橘の花の散る庭を見る人は、誰なのだろう。
巻10－1968
たちばなの はなちるにわを みむひとやたれ
★霍公鳥がやって来ては、鳴き声をあたりに響かせている。
橘の花の散る庭を見る人は、誰なのだろう。
巻10－1968
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