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★ ききつやと きみがとはせる ほととぎす
しののにぬれて こゆなきわたる
★ 聞きましたかとあなたがお尋ねになった霍公鳥は、しとどに
濡れてここを通って鳴き渡っていきます。
巻10－1977 問答
しののにぬれて こゆなきわたる
★ 聞きましたかとあなたがお尋ねになった霍公鳥は、しとどに
濡れてここを通って鳴き渡っていきます。
巻10－1977 問答
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★ うのはなの さきちるおかゆ
ほととぎす なきてさわたる きみはききつや
★ 卯の花が咲いては散る岡から、霍公鳥が鳴き渡って行く
あなたは聞きましたか？
巻10－1976 問答
ほととぎす なきてさわたる きみはききつや
★ 卯の花が咲いては散る岡から、霍公鳥が鳴き渡って行く
あなたは聞きましたか？
巻10－1976 問答
[1回]
★ ときならぬ たまをそぬける
うのはなの ごがつをまたば ひさしくあるべみ
★ 玉を作る時期でもないのに、玉を貫いているよ。卯の花は五月を待っていたら
待ち遠しいので
巻10－1975
うのはなの ごがつをまたば ひさしくあるべみ
★ 玉を作る時期でもないのに、玉を貫いているよ。卯の花は五月を待っていたら
待ち遠しいので
巻10－1975
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★ かすがのの ふじはちりにて
なにをかも みかりのひとの おりてかざさむ
★ 春日野の藤は散ってしまった。一体何をみ猟りのひとは
折って挿頭にするのでしょう
巻10－1974
み猟りの人→薬狩りに伴い奉仕する大宮人
なにをかも みかりのひとの おりてかざさむ
★ 春日野の藤は散ってしまった。一体何をみ猟りのひとは
折って挿頭にするのでしょう
巻10－1974
み猟りの人→薬狩りに伴い奉仕する大宮人
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★ わぎもこに あふちのはなは ちりすぎず
いまさけるごと ありこせぬかも
★ いとしい人に逢う楝の花は散り果てず
今咲いているようにずっとあってくれないものでしょうか
巻10－1973
いまさけるごと ありこせぬかも
★ いとしい人に逢う楝の花は散り果てず
今咲いているようにずっとあってくれないものでしょうか
巻10－1973
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