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★あふみのうみ おきつしらなみ しらねども
いもがりといえば なのかこえこむ
★ 淡海の海の沖の白波のように、その先のことは
知らなくても、妻のもとというのなら、七日
かかろうとも越えて来ましょう。
巻11－2435 柿本人麻呂歌集
がり→~の所へ、～のもとへ
いもがりといえば なのかこえこむ
★ 淡海の海の沖の白波のように、その先のことは
知らなくても、妻のもとというのなら、七日
かかろうとも越えて来ましょう。
巻11－2435 柿本人麻呂歌集
がり→~の所へ、～のもとへ
[0回]
★ ありそこし ほかゆくなみの ほかごころ
われはおもはじ こひてしぬとも
★ 荒磯を越してあらぬ方向へ流れ出して行くような
心をわたしは持つまい。恋に苦しんで死のうとも
巻11－2434 柿本人麻呂歌集
われはおもはじ こひてしぬとも
★ 荒磯を越してあらぬ方向へ流れ出して行くような
心をわたしは持つまい。恋に苦しんで死のうとも
巻11－2434 柿本人麻呂歌集
[0回]
★ みずのうへに かずかくごとき わがいのち
いもにあはむと うけひつるかも
★ 水の上に数を書くようなはかないわが命だが
妻に逢おうと神に長久を祈ったことです。
巻11－2433 柿本人麻呂歌集
いもにあはむと うけひつるかも
★ 水の上に数を書くようなはかないわが命だが
妻に逢おうと神に長久を祈ったことです。
巻11－2433 柿本人麻呂歌集
[0回]
★ ことにいでて いはばゆゆしみ
やまかはの たぎつこころを せかへたりけり
★ 言葉に出して言うと、憚りが多いので、谷川のように
激する心をどうにかして抑えていることです。
巻11－2432 柿本人麻呂歌集
やまかはの たぎつこころを せかへたりけり
★ 言葉に出して言うと、憚りが多いので、谷川のように
激する心をどうにかして抑えていることです。
巻11－2432 柿本人麻呂歌集
[1回]
★ かもがはの のちせしずけく のちもあはむ
いもにはわれは いまならずとも
★ 鴨川の下流の瀬が静かなように、静かな状態で後にも
逢いましょう。妻に私は・・・今でなくても
巻11－2341 柿本人麻呂歌集
いもにはわれは いまならずとも
★ 鴨川の下流の瀬が静かなように、静かな状態で後にも
逢いましょう。妻に私は・・・今でなくても
巻11－2341 柿本人麻呂歌集
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