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★ あふみのうみ しづくしらたま しらずして
こひせしよりは いまこそまされ
★ 淡海の海底に沈む白玉のように、しらずにー契りを
交じわさずに恋した時より、今こそ恋しさは増すことです。
巻11－2445 柿本人麻呂歌集
こひせしよりは いまこそまされ
★ 淡海の海底に沈む白玉のように、しらずにー契りを
交じわさずに恋した時より、今こそ恋しさは増すことです。
巻11－2445 柿本人麻呂歌集
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★ しらまゆみ いそへのやまの
ときはなる いのちなれやも こひつつをらむ
★ 白真弓を射る石辺の山の常磐のように、永久不変であるというのでしょうか？
そうではないのにずと恋い続けているのでしょう。
巻11－2444 柿本人麻呂歌集
ときはなる いのちなれやも こひつつをらむ
★ 白真弓を射る石辺の山の常磐のように、永久不変であるというのでしょうか？
そうではないのにずと恋い続けているのでしょう。
巻11－2444 柿本人麻呂歌集
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★ こもりどの さわたつみなる いはねをも
とほしておもふ わがこふらくは
★ 人目につかない沢の泉にある,石根をも貫き通して、思うほどです。
わが恋のはげしさは
巻11－2443 柿本人麻呂歌集
とほしておもふ わがこふらくは
★ 人目につかない沢の泉にある,石根をも貫き通して、思うほどです。
わが恋のはげしさは
巻11－2443 柿本人麻呂歌集
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★ おほつちは とりるくさめど
よのなかの つくしえぬものは こひにしありけり
★たとえ大地の土地は採り尽くすことがあっても、
この世の中の尽くしえないものは、恋です。
巻11－2442 柿本人麻呂歌集
よのなかの つくしえぬものは こひにしありけり
★たとえ大地の土地は採り尽くすことがあっても、
この世の中の尽くしえないものは、恋です。
巻11－2442 柿本人麻呂歌集
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★ こもりぬの したゆこふれば すべをなみ
いもがなのりつ いむべきものを
★ 隠沼の下にこもるように恋していると、どうにも
すべがなく、妻の名を口にしてしまった。
忌み慎むべきものを
巻11－2441 柿本人麻呂歌集
いもがなのりつ いむべきものを
★ 隠沼の下にこもるように恋していると、どうにも
すべがなく、妻の名を口にしてしまった。
忌み慎むべきものを
巻11－2441 柿本人麻呂歌集
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