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★ くもまより さわたるつきの おほほしく
あいみしこらを みむよしもがも
★ 雲の間を渡って行く月の様に、ぼんやりと逢ったあの子に
もういちど逢うすべが欲しいことです。
巻11－2450 柿本人麻呂歌集
あいみしこらを みむよしもがも
★ 雲の間を渡って行く月の様に、ぼんやりと逢ったあの子に
もういちど逢うすべが欲しいことです。
巻11－2450 柿本人麻呂歌集
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★ かぐやまに くもいたなびき おほほしく
あいみしこらを のちこひむかも
★香具山に雲がたなびいて、そのようにぼんやりと
逢った子を後に恋するのでしょうか。
巻11－2449 柿本人麻呂歌集
おほほしく→ぼんやりとした
あいみしこらを のちこひむかも
★香具山に雲がたなびいて、そのようにぼんやりと
逢った子を後に恋するのでしょうか。
巻11－2449 柿本人麻呂歌集
おほほしく→ぼんやりとした
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★ ぬばたまの あひだあけつつ ぬけるをも
くくりよすれば のちにあふものを
★ 黒玉の間を開けながら抜き通した緒も
それを丸くくくり寄せる玉と玉は結局は
出逢うものなのに
巻11－2448 柿本人麻呂歌集
烏玉→黒玉の事
くくりよすれば のちにあふものを
★ 黒玉の間を開けながら抜き通した緒も
それを丸くくくり寄せる玉と玉は結局は
出逢うものなのに
巻11－2448 柿本人麻呂歌集
烏玉→黒玉の事
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★ しらたまを てにまきしより わすれじと
おもほゆらくに なにかをはらむ
★ 白玉をわが手に巻いて枕としてからは、忘れまいと
思われることだのに、どうしてこの恋が終わることがあるでしょう
巻11－2447 柿本人麻呂歌集
おもほゆらくに なにかをはらむ
★ 白玉をわが手に巻いて枕としてからは、忘れまいと
思われることだのに、どうしてこの恋が終わることがあるでしょう
巻11－2447 柿本人麻呂歌集
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★ しらたまを まきてもちたり
いまよりは わがたまにせむ しれるときだに
★ 白玉を手に巻いて持っている。今からは私の玉にしよう。
こうしてわが手にあるときだけでも
巻11－2446 柿本人麻呂歌集
いまよりは わがたまにせむ しれるときだに
★ 白玉を手に巻いて持っている。今からは私の玉にしよう。
こうしてわが手にあるときだけでも
巻11－2446 柿本人麻呂歌集
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