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★ わがゆゑに いはれしいもは
たかやまの みねのあさぎり すぎにけむかも
★私の為に人からとやかく言われた妻は峯の朝霧のように
消え去ってしまったかなあ。
巻11－2455 柿本人麻呂歌集
たかやまの みねのあさぎり すぎにけむかも
★私の為に人からとやかく言われた妻は峯の朝霧のように
消え去ってしまったかなあ。
巻11－2455 柿本人麻呂歌集
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★ かすがやま くもいかくりて とおけども
いえをおもはず きみをしそおもふ
★ 春日山は雲に隠れて遠い、その遠くなってしまった
家の事は思わず、ただあなたの事だけを思っています
巻11－2454 柿本人麻呂歌集
いえをおもはず きみをしそおもふ
★ 春日山は雲に隠れて遠い、その遠くなってしまった
家の事は思わず、ただあなたの事だけを思っています
巻11－2454 柿本人麻呂歌集
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★ はるやなぎ かつらぎやまに たつくもの
たちてもいても いもをしそおもふ
★ 春の柳をかずらにする葛城山に立つ雲ではないけれど
立っても座っても妻のことを思うことです。
巻11－2453 柿本人麻呂歌集
たちてもいても いもをしそおもふ
★ 春の柳をかずらにする葛城山に立つ雲ではないけれど
立っても座っても妻のことを思うことです。
巻11－2453 柿本人麻呂歌集
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★ くもだにも しるくしたたば こころやり
みつつもせむを ただにあふまでは
★ せめて雲だけでもはっきりと立ったなら
見ながら心やりをしようものを。直接
逢うまでは。
巻11－2452 柿本人麻呂歌集
心遣り→憂さを晴らす
みつつもせむを ただにあふまでは
★ せめて雲だけでもはっきりと立ったなら
見ながら心やりをしようものを。直接
逢うまでは。
巻11－2452 柿本人麻呂歌集
心遣り→憂さを晴らす
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★ あまくもの よりあひのきはみ あはずとも
ことたまくらを われまかめやも
★ 天雲の寄り合うはてのように、遠く離れて逢はなくても
他の手枕をどうしてするでしょうか。
巻11－2451 柿本人麻呂歌集
ことたまくらを われまかめやも
★ 天雲の寄り合うはてのように、遠く離れて逢はなくても
他の手枕をどうしてするでしょうか。
巻11－2451 柿本人麻呂歌集
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