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★ あきかぜに やまとへこゆる かりがねは
いやとおざかる くもがくりしつつ
★ 秋風の中を大和の方へ越えてゆく雁は
ますます遠ざかって行く。雲に隠れながら
巻10－2128 雁を詠める
いやとおざかる くもがくりしつつ
★ 秋風の中を大和の方へ越えてゆく雁は
ますます遠ざかって行く。雲に隠れながら
巻10－2128 雁を詠める
[0回]
★ あきさらば いもにみせむと うゑしはぎ
つゆしもおひて ちりにけるかも
★ 秋に来たら妻に見せようと思って植えた萩は
露霜が降りて、散ってしまったことです
巻10－2127 花を詠める
つゆしもおひて ちりにけるかも
★ 秋に来たら妻に見せようと思って植えた萩は
露霜が降りて、散ってしまったことです
巻10－2127 花を詠める
[0回]
★ あきはぎは かりにあはじと いへればか
こえをききては はなにちりぬる
★ 秋萩は雁に逢わないと言っているからなのか
雁の鳴き声を聞いては 花のまま散ってしまう
巻10－2126 花を詠める
こえをききては はなにちりぬる
★ 秋萩は雁に逢わないと言っているからなのか
雁の鳴き声を聞いては 花のまま散ってしまう
巻10－2126 花を詠める
[0回]
★ かすがのの はるはちりなば
あさこちの かぜにたぐひて ここにちりこね
★ 春日野の萩は散ってしまうなら、朝の東風にのって
ここに散ってきてください。
巻10－2125 花を詠める
あさこちの かぜにたぐひて ここにちりこね
★ 春日野の萩は散ってしまうなら、朝の東風にのって
ここに散ってきてください。
巻10－2125 花を詠める
[0回]
★ みまくほり わがまちこひし
あきはぎは えだもしみみに はなさきにけり
★見たいと思って私が待ち恋うていた秋萩は
枝もびっしりと花が咲いたことです
巻10－2124 花を詠める
しみみに→びっしりと
あきはぎは えだもしみみに はなさきにけり
★見たいと思って私が待ち恋うていた秋萩は
枝もびっしりと花が咲いたことです
巻10－2124 花を詠める
しみみに→びっしりと
[0回]