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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ きみにこひ うらぶれをれば しきののの

   あきはぎしのぎ さをしかなくも

★ 君に恋して心がしおれていると、敷の野の

  秋萩を踏み分けて男鹿が鳴くことです。

    巻10-2143    鹿鳴を詠める

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★ さをしかの つまととのふと なくこえの

    いたらむきはみ なびけはぎはら

★ 男鹿が妻を呼び寄せようと鳴く声が

  届くその果てまでなびけ、萩原よ

 巻10-2142   鹿鳴を詠める

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★ このころの あきのあさけに  きりごもり

    つまよぶしかの こえのさやけさ

★ この頃の秋の明け方に、霧にすっぽり包まれて

  妻を呼ぶ鹿の声がさやかに響くことです。

  巻10-2141    鹿鳴を詠める

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★ あらたまの としのへゆけば あどもふと

    よわたるわれを とふひとやたれ

★ あらたまの年が経っていくので、声をかけ仲間と

  連れたって夜空を渡るわたしなのに、その私に

   声をかける人は誰なのか。

 巻10-2140     雁を詠める

あらたま→枕詞

あどもふ→声をかけて統率する

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★ ぬばたまの よわたるかりは おほほしく

    いくよをへてか おのがなをのる


★ まっくらな夜空を渡り鳴く雁は、心も

  おぼつかないのか、幾夜にも渡って

  自分の名を言うことです。

  巻10-2139  雁を詠める

ぬばたま→枕詞

おほほしく→ぼんやりとした様子

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